一冊の本を読みました。

 

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッドという本です。

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この本は現役の都立日比谷高校の校長である武内先生が書かれた本。

日比谷高校というと、全国屈指の名門校。

 

何十年も前から東大合格者を大勢出していました。

一時期は私立高校に押されて、その勢いに陰りが見られていましたが、石原都知事の進めた都立高校改革の影響で独自のプログラムを組んだ影響で、再び合格者数が増加。

 

2016年には53人、2017年には45人の東大合格者を出し、再び「名門」と呼ばれるようになった、というのです。

 

この本では、なぜ日比谷高校は復活することが出来たのか、その秘密を現役の校長先生が教えてくれています。

 

感想を一言で言えば、

 

「勉強は大事、でもその前に人間として育てることはもっと大事」

 

ということなのだろうと思います。

 

 

この本では、「子どもが伸びる条件」として8つの教えを説いています。

1.人間力を高める

2. よい仲間を与える

3.知的好奇心を育てる

4.見過ごさない・見落とさない

5.把握する

6.寄り添う

7.モチベーションを与える

8.見守る

 

この本を読むと、子どもを取り囲む大人たちがどのように接することで、子ども達の好奇心や学ぶ心を伸ばすことができるのかが良くわかります。

 

 

私が印象的だったのは親と子の適切な距離感についても触れられていたページです。

 

武内校長はこう書いています。

親子の距離は「近すぎてもダメ、遠すぎてもダメ」

 

子どもとの距離が近すぎる親。(中略)子どもが自分で考える力を奪うほど介入してしまうと、結局子どもの生きる力を失わせることになる

 

子どもとの距離が遠すぎる親というのは子どもに無関心(中略)距離を感じる親を持つと、子どもの心は荒んで(すさんで)いきます

 

これらの親は一見正反対ですが、実は、「共通点」があります。「子どもを見守る」ということができていないのです。

 

 

見守ることができていなければ、寄り添うこともできませんし、子どもとの信頼関係も築けません。

 

 

 

 

親が教育熱心であればあるほど、ついつい口を出してしまう。

でもその行為は、武内校長が触れている通り、度を過ぎると子どもの生きる気力を奪いかねないのです。

 

武内校長は、この本の中で、大人が「子どもに寄り添う」意味をこう触れています。

 

上から押し付けるのではなく、苦手教科や目標を自分で認識させる

学ぶ意味を理解し、納得させる

自分で考え、進んでいくことを尊重する

彼ら彼女が、自分たちの判断で主体的に学べる環境を整えてあげる

 

私がこれを読んで思ったのは、

親が子どもにきちんと寄り添ってあげるためには、親もまた普段からトレーニングが必要だ

ということ。

 

ついつい「勉強しなさい」が口癖になってしまいるとしたら要注意。

どのような声かけが良いのか、普段から考える必要がありそうです。

 

そういえば、私が主催した「親子地図歩きワークショップ」に参加してくださったお父さんから、参加後以下のような感想をいただきました。

 

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一緒にオリエンテーリングをしながらも「親は口出しをしないで子どもに任せてみる」が「親子地図歩きワークショップ」のルール。

 

日比谷高校でおこなっているような、ちょうどよい親子の距離感がこのワークショップで感じていただけたようです。

 

私もまた、我が子とともにオリエンテーリングをおこなうことで、適切な距離感を保てているかチェックをしたいと思います。

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