どこまで子どもの自己肯定感をきちんと伸ばしてあげられるか | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

どこまで子どもの自己肯定感をきちんと伸ばしてあげられるか

イベント情報

■中村文昭さんの講演を聴く機会がありました

 

昨日、講演家の中村文昭さんの講演を聴く機会がありました。

 

約1時間半におよぶ長い講演はすべて中村さんの経験談。そのお話しの内容は、YOU TUBEなどでお名前を検索するとたくさん動画も出てきて、中には再生が12万回を超えているものもあります。

 

中村さんは三重県のご出身。高校では結構な問題児で、何度も停学をくらい、ご両親も学校に何回も呼ばれたそうです。

 

そんな中村さんが上京し、一軒の焼き鳥屋でトラックで野菜の行商をしている師匠と出会い、人生観が一変。

師匠について遮二無二に働き、今では三重県でブライダルレストランを経営する一方で、年間300件を超える講演を全国でおこなっている方です。

 

■えっ、15歳の息子に300万円の現金を渡す!?

その中村さんの子育ての話を聞くことが出来ました。

 

中村さんは息子さんが3人いらっしゃるそうなんですが、長男の方が15歳の時に、300万円を渡したそうです。

 

えっ、って思いますよね。そんな甘やかしあるのか。とんでもない放蕩息子に育てる気なのか。

 

中村さんはそうではありませんでした。お金を渡し、こう告げたそうです。

 

「これを自由に使え。どう使おうがお前の勝手だ。ただし、親としてはこれからはビタ一文、お前のためには金は使わない。15歳と言う年齢は昔の日本だったら立派な大人だ。どこに行こうが、何を買おうが、どのように増やそうがすべてお前の自由だ」

 

息子さんはすぐには手を伸ばせなかったそうです。

300万円という大金と、それを手にしたときに自分に覆いかぶさってくる自己責任、という大きなもの。

 

 

しばらくしてから、涙を流しながらその300万円の札束に手を伸ばしたそうです。

 

そして息子さんは、

「自らの進路を決める際、自分は世界に羽ばたきたい、でも日本の高校にいては英語がしゃべれるようになるわけではない」

と判断し、自らの判断で日本の高校を中退し、ニュージーランドの高校に入学して現在も通われているそうです。

 

入学金も渡航費もすべてその300万円から。でもニュージーランドに渡ってからも順調だったわけではないそうです。

 

息子さんの英語力はあまりに低く、とても現地の学校の授業についていけるレベルではない、

学校側から「このままでは通ってもらうことはできない。2か月間地元の語学学校に通った後にテストを受けてもらう。そのテストで合格点が取れなければ、日本に帰ってもらう」そんなこを言われたそうです。

 

息子さんは必死に勉強し、そのテストも合格ラインをはるかに越える点数でクリア。晴れて現在でも通われているそうです。

 

すごい話ですよね。そもそも子どもに300万円を用意できるかという親の財力の問題もありますが、子どもを1人の大人として扱い、すべてを任せるその姿勢には学ぶべきところを感じます。

 

■子育ての目的は”子どもの自己肯定感”を伸ばすこと

 

最近いろいろなところで、「最近の子どもは自己肯定感が低い」という話を聞きます。

 

その原因の一つが子どもに対する親の接し方かもしれません。

 

「子どもは親の所有物ではない」頭ではわかっていても、親がこうあってほしい、というイメージで子どもに対して声掛けしすぎてはいるかもしれません。

 

もちろん、人としての道理や考え方は教えなければいけません。

でもどうやって生きていくか、どうすれば子ども自身が幸せになれるのか

最終的に手綱を持つのは子ども自身。

 

 

当たり前のことですが、この手綱を持つ段階になって、子どもがどこまで自分に自信を持ち、前に進めるか。

それは親が「あなたなら大丈夫」とどこまで言ってあげられるかなんだろうと思います。

そのためには幼少期から、きちんと出来ていることに対しては賞賛してあげること。

 

これが大事なんだと思います。

 

昨日の「子育て笑学校」という講演会では、繰り返し、子どもが親と一緒にいてくれる時間は短い、ということがそれぞれの講師の口から出ました。

この短い育児時間の間に子どもを信頼し、接することで、「子どもの自己肯定感」を育てていくことの大事さを昨日の講演で学びました。

 

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