あと4年!2020年からの新しい大学入試にはオリエンテーリングの力が必要だ | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

あと4年!2020年からの新しい大学入試にはオリエンテーリングの力が必要だ

21世紀型能力

2020年から大学入試が大きく変わることをご存じでしょうか?

どのように変わるのかを進学塾大手のSAPIXが以下のようにまとめてくれています。

2019年度を最後に廃止されるセンター試験の後をうけて創設されるのが、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称:以後 評価テスト)」です。評価テストは知識・技能を十分有しているかの評価も行いつつ、「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するものになります。

各科目においてマークシート式問題の実施は継続されますが、思考力・判断力を一層重視した作問を目指します。また問題を、主として知識・技能を中心に評価する問題と、主として思考力・判断力を中心に評価する問題とに分けて設定

重要なのは”知識・技能を十分有しているかの評価も行いつつ、「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する”というところではないでしょうか?

 

では、一体どのような学力がこれから求められていくのでしょうか?

リクルート進学総研所長の小林 浩さんが2015年07月15日に語った内容によると、

知識・技能の習得だけではなく、その知識を活用する力や、主体的に学ぶ力を含めた“確かな学力”を多面的・総合的に評価

という風に変わるそうです。

具体的な試験内容としては、

従来の教科型の設問に加えて、教科・科目の枠を超えた思考力・判断力・表現力を問う「合教科・合科目型」、あるいは「総合型」といった問題を組み合わせた出題が検討されています。

また、解答方法についても、これまでのセンター入試のような択一型だけではなく、複数の正解があったり、複数の問題が連動していて深い思考力を問うような選択問題の導入を目指しています。

併せて、記述式の問題の導入可能性についても、検討されています。

このように、試験形式が大きく変わる背景を小林さんは以下のように解説しています。

国内外で社会環境が大きく変化しているなかで、求められる人材像や能力が変化しているということです。これからは、若者一人一人が「正解のない中で、主体的に取り組み、チャレンジできる力」が求められています。

つまり、正解が提示されない中で、与えられた情報、あるいは自分で得た情報を自分なりに加工し、分析し、答えを出せるようになる人材の必要性を国が考え、大学入試にも反映させた、ということです。

 

■与えられた情報から自分なりの答えをつくるのはオリエンテーリングと同じ

答えが用意されない中で、自分で答えを作る。この過程、実はオリエンテーリングをやっていればいつもおこなっていることです。

 

スタートがあり、目的地は決まっている。

そこの目的地に達するまでの行き方は自由。

条件はただ1つ。「なるべく短い時間でたどり着くこと」

 

オリエンティア(オリエンテーリングのプレーヤーの呼称)は、自分なりに最短時間でたどり着けるルートを、地図から得られる情報を元に考え、足を動かして実行に移します。

地図から得られる情報とは、道の長さだったり、斜面の勾配のきつさだったり、木々や草花がどれだけ生い茂っているかだったり、複合的です。

それに自分の走力・気力を勘案して自分なりの到達ルートを頭の中で構築するのです。

そしてそこには、地図の情報からルートを構築する「思考力」

どのように進むか決める「判断力」

が必要です。

オリエンテーリングはまさに、今後の日本で求められている

「正解のない中で、主体的に取り組み、チャレンジできる力」

が養われるスポーツなのです。

 

オリエンテーリング、というと日本ではどうしてもハイキングの延長でのんびりやるイメージが定着していまいましたが、少し発想を変えれば、こうした時代のニーズにもぴったり合うスポーツなのです。

このコラムでも引き続き情報発信していきたいと思います。

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