子供の将来にとって大切な”生きる力”は地図で伸ばす

現代社会はどんどんと予期しないことが起こっています。

 

昨年はアメリカで大方の予想を覆し、トランプ氏が大統領選挙に勝利しましたし、

自然環境に目を向ければ、日本列島は夏は記録的な猛暑、冬になればこれまた記録的な豪雪。

 

まさにこれまでの常識では捉えきれないことがどんどん起こっており、これからも予期できないことがたくさんおこってくるでしょう。

 

こうなってくると、単に前例に倣うだけではだめで、どのように解決したら良いのか、皆で知恵を出し合っていく必要が出てきそうです。

 

子ども達はこうした世の中をこれから生き抜いてもらわなければならないのが現実です。

 

 

では、親として子どもに何をしてあげられるのだろうか?と私も2人の子どもの父親として考えます。

 

一つヒントがあります。

それは文部科学省による現行の学習指導要領です。

 

いわゆる「ゆとり教育」の弊害の批判からこれから必要な学力のあり方を見直し、小学生は平成23年度(2011年度)、中学生は平成24年度(2012年度)からすべての教科で適用されている考え方です。

 

その中身の特徴の一つに”子どもたちの「生きる力」を育みます”という記述があります。

 

どういうことでしょう?

学習指導要領の理念は「生きる力」、 それは、知・徳・体のバランスのとれた力のことです

 

とし、「生きる力」を構成する要素を次の3つとしています。

 

確かな学力・・・基礎・基本を確実に身に付け、 自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、 主体的に判断し、行動し、 よりよく問題を解決する資質や能力

豊かな人間性・・・自らを律しつつ、 他人とともに協調し、 他人を思いやる心や感動する心 など

健康・体力・・・たくましく生きるための 健康や体力

 

 

どうでしょう?

相撲の世界では、強くなるために「心・技・体」の3つが必要と言いますが、それに通じる「知・徳・体」ですね。

 

 

■地図を使って伸ばせる「知・徳・体」

 

この現行の学習指導要領に記載してある、子ども達の「生きる力」、私は多くの部分で地図を通して伸ばすことが出来ると思いました。

 

例えば、「確かな学力」

”基礎・基本を確実に身に付け、 自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、 主体的に判断し、行動し、 よりよく問題を解決する資質や能力”とありました。

 

地図を使ったスポーツ、オリエンテーリングでは、まさに自ら考え主体的に行動することが求められます。

どういうことかというと、

オリエンテーリングでは、

 

通過しなければいけないチェックポイントは予め決められているが、どのように行くのかは自己判断

 

という絶対的なルールがあり、自ら考えて行動しなければいつまでもゴールすることができないのです。

 

 

また「豊かな人間性」においても、

オリエンテーリングでは、競技の場合は個人でおこなうのが普通ですが、日本ではまだまだ少人数のグループで動くのが一般的。

 

ここで必要なのは相手を思いやりながら前に進むチームワーク。

誰か1人の勝手な判断で動いたり、逆に誰も判断しない、ということがおこればそのグループはいつまでもゴールすることが出来ません。

まさに「豊かな人間性」がオリエンテーリングには必要なのです。

 

そして「健康・体力」

改めて書くまでもなく、オリエンテーリングはスポーツです。

競技として参加するのであれば走り続ける必要がありますし、レクリエーションとして楽しむ場合でもしっかりと歩き続けられるだけの体力が必要になります。

 

文部科学省が目標として掲げる、子ども達に必要な「生きる力」。

地図を使ったスポーツであるオリエンテーリングは、知力と体力の両方を鍛えることができる、非常にバランスの良いスポーツで、子ども達の「生きる力」を伸ばすにはまさにうってつけと言えます。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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