このコラムで、「オリエンテーリングで使う能力はビジネスと一緒だ」ということを何度か触れてきました。
まさに同じことを説かれている方がいらっしゃいましたので、ご紹介します。
事業開発コンサルタントの秋山ゆかりさんです。
秋山さんはグループでまわるオリエンテーリングを想定して、ご自身のコラムで書かれています。
私が主にやっていた競技オリエンテーリングは1人でしたが、グループでやると、ビジネス上の「チーム」という要素が加わりますね。
秋山さんが書かているポイントとしては、
①オリエンテーリングは仕事に非常によく似ている。
②たとえば、最短距離が最短時間で達成できるとは限らない。様々なメンバーからなるチームの場合は、最短距離ではなく迂回ルートを通ったほうが早く次のコントロールに到着できたりする場合がある。
③全体像をとらえたあとで、小さなパーツに分け、そのパーツごとに進めていく点でもオリエンテーリングから学ぶことができる。
オリエンテーリングで培われることをよくまとめていただいたと思います。
まさに「緻密さと大胆さ」の両方を求められるオリエンテーリングと仕事の能力の共通点を言い当てています。
これに”個人”や”スポーツ”の要素が加われば、”行動する勇気”・”決断力”・”走り切る体力”といった部分もさらに学べるのだと思います。
こうした経験を多く積み、自分自身の思考の癖として身に付けることが大事なんだと思います。
このコラムでは「父親として子ども達にどうやって”考える力”をつけさせるか」をテーマに書き進めていますが、まずは遊びの要素を多く含んだこうしたオリエンテーリングからやってみるのもひとつの有効な手段なのではないかと思います。
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