1つの動画を紹介します。
あの林修先生が東大生を相手に「社会で活躍する人」をテーマにおこなった講義です。
この動画の中で、林先生は、社会に「社会に出てから活躍する人」になるための力を
・問題の「解決力」
・新しいことを生み出す「創造力」
としています。
しかし社会に出る前に必要なのは「失敗の実験」ということも言っています。
失敗を経験することで、自分の不得意分野を知ることが出来、「人に勉強を教える」という得意分野に飛び込むことにつながった、というのです。
なるほど、と思います。
失敗すると人は落ち込みます。
でも落ち込んでいただけでは何も前に進みません。
「なぜ失敗したのか」「次に失敗しないためにはどうしたら良いのか」
こうしたことを自分で知ることで、人は知恵を付け、心理的耐性にも強くなります。
人としてひと回りもふた回り大きくなることが出来るのです。
オリエンテーリングもまた、たくさんの失敗を経験することが出来るスポーツです。
目的地にまでスイスイ迷わずに行ければ良いですが、そんな時ばかりではありません。
地図に描いてある道を見落としたり、本来目指していた沢の一つ手前の沢で降りてしまったり。
そんなことで時間をロスし、競技大会で順位を落としてしまう、なんてことはよくある話です。
大事なのはレースが終わった後。
なぜ道を見つけられなかったのか。
どうして一つ手前で降りてしまったのか。
すべては自己責任です。
そこには必ず過信や勘違いがあるはずです。
その振り返りをすることで、自分自身のやりがちな「失敗の癖」や「思考の癖」に気づくことが出来るのです。
林先生がいう「失敗の実験」、
そこには、「失敗を通して自分自身を知る」という意味が含まれていると思います。
地図を持って前に進む、という行為ででも数々の失敗をしておくことで、「自分自身を知る」ことができて、心を強くすることにもつながるのです。。
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