先日4/22に実施した「親子地図育ワークショップ」の様子を、当日小5の娘さんと共に参加してくださった、通称あべっかんさんがご自身のブログ「家庭教育で賢い子を育てるイクメンパパの子育て術」で触れてくださいました。
あべっかんはこの子育てブログを、既に1,000件以上書き続けていらっしゃるブロガーパパ。その中でこのように取り上げていただいて非常に光栄です。
あべっかんさんのコラムでも触れていただいていますが、「親子地図育ワークショップ」では、子どもだけでなく、保護者の方に対してもまた、あるタスクをお願いしています。
それは、
「子どもに口出ししすぎない」こと。
今回のワークショップでは、親子でミニオリエンテーリングをおこなってもらう前に、保護者にだけ、次のようなお手紙をお渡し、読んでからスタートしてもらいました。
このお手紙をお渡しした理由は、「保護者が子どもの考える貴重な機会を奪わないで欲しい」というところにあります。
普段、あなたはお子さんにどのような気持ちでお子さんに声かけをしていますか?
「失敗しないで欲しい」
「うまくやって欲しい」
そんな想いでついつい「ああしなさい」「こうしなさい」と指示してしまう方も多いのではないでしょうか?
でも、その指示は本当に子どものためになっているでしょうか?
その場ではあなたの指示通りに動いたお子さんは上手く出来たかもしれません。
でも次からはその子は自分で上手く出来るでしょうか?
その可能性は低いと思います。
何故ならば、その子は「自分で考えていない」からです。
「親に強く言われたから」
「親に怒られるから」
言われた通りのことをその場しのぎでやっただけだしたら、単なる対症療法です。
そこに反復性はありません。
しかも親が口出しすればついつい語気が強くなりがち。
ますます子どもは言いなりになるばかりです。
これが日常化すると「過干渉」です。
子どもの行動についてイチイチ口を挟まないと気が済まない。子どもの意思は後回し。
その結果待っているのは、我が子の「指示待ち人間」化です。
何でも指示されないと動けない、判断出来ない。
こんな人間がこれからのグローバル社会で活躍出来ると思いますか?
どうせなら我が子もしっかり社会で活躍出来る人材に育って欲しいですよね?
そのためには、親もまた「口出ししすぎない練習」をすることが必要なんです。
子育てを熱心に考えていらっしゃるあべっかんさんですら、コラムの中で、わかっていながらも「黙っているのが大変だった」と述べられています。
こう書いている私ですら、自分の娘や息子にはつい言いたくなってしまいます。
そのくらい「口出しをしすぎない」ということは意外に難しいことなのです。
地図育は、子ども自身の考える力を伸ばすだけでなく、親自身が子どもを健やかに育てるコミュニケーションを客観的に見つめ直す場にもなるのです。
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