子どもの力を伸ばすフィンランドメソッドとオリエンテーリングとの共通点

フィンランドメソッドという名前を聞いたことありますか?

ズバリ、フィンランドでおこなわれている教育法のこと。

フィンランドの教育、というのは大変優れていると言われています。

図解 フィンランド・メソッド入門という書籍によると、

①発想力

②論理力

③表現力

④批判的思考力

⑤コミュニケーション力

の5つの力を育てる教育の在り方で、

具体的には、カルタと呼ばれるイメージ・マップを書きながら読みの広がりを整理したり、または創作する物語の構想の全体像を具体化したり、クラスで友達との意見交流による考えや作品の練り上げという集団思考を行うことがフィンランド・メソッドで重要なこととされている。

 

 

また、いつも、わからないことは「なぜ?(ミクシ?)」と子ども同士で問い合って、その答えを探求し合う課題解決的な指導過程や、物語や説明文の内容を鵜呑みにするのではなくて、その価値や表現技法までを批判的に検討することなどがもフィンランド・メソッドの手法

すこし難しい解説が続いてしまいましたが、もう少し簡単にいうと、

「正解のない問題の答えを自ら作り出す力」

とでもいう感じでしょうか。

よく比較されるのは、

日本の教育は、

・先生から生徒に一方的な授業

・1つしかない正解を求める知識や手法の教育

・例外を認めない

といったことが特徴ですが、

フィンランドメソッドでは、記憶をベースにした薄っぺらい知識の蓄積とは違う、深い思考力が自然と身につくという教育法なのです。

実は、この「正解のない問題の答え」を見つけ出す、というプロセスはオリエンテーリングでも全く同じことです。

オリエンテーリングはやはり北欧生まれの競技スポーツ。フィンランドでも盛んにおこなわれています。フィンランドの初等教育ではオリエンテーリングが授業に取り入れられているそうです。

オリエンテーリングでは、通過すべきチェックポイントの場所は決まっていて、なるべく短い時間ですべてのチェックポイントを順番に回ってくる、というのだけが最低限のルール。

ですからどのルートを通って各チェックポイントにたどり着くのかは各競技者の選択に委ねられています。

そこには、誰もが共通の正解ルートなどはありません。

まさしく自分だけのベストルートを、地図を見ながら、

・発想力→どういうルートで行ったら一番早く行けそうか、という大まかなイメージを形作る

・論理力→どういったところに気を付けながら進めば良いか、という必要な情報を地図から取捨選択し、つないでいく力)

・批判的思考力→地図と目の前の景色を常に照合させながら、現在地を確認しながら進む力

といった能力を使いながら進んでいくことが求められていくのです。

子どもの思考力を高めるフィンランドメソッドとオリエンテーリングがどちらも北欧生まれ、というのは決して偶然ではありません。リエンテーリングもまた、フィンランドメソッドの目指す形を体現化しているものの1つと言えるのです。

2020年の大学入試では、知識よりも「思考力」「想像力」「表現力」が問われる問題が増える方向で話が進んでいます。日本の教育でもこのフィンランドメソッドは極めて重要。と同時にオリエンテーリングを知ることもまた、子ども達の思考力を高め、体力もまた鍛えられるのです。

「フィンランドメソッド」と「オリエンテーリング」

子ども達の明るい未来のために、是非とも覚えておきたいキーワードです。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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