便利さばかりに子育てをゆだねることはやめよう:地図を活用した不便益のススメ

先日のこのコラムで「不便益」について触れました。

NHKあさイチ「不便益」特集から感じる、子どもの成長に不可欠な地図の力

 

「不便」というと「不」という言葉が付いているせいか、どうしてもネガティヴなイメージが優先します。

「面倒くさい」「時間がかかる」

こんな言葉がまずは出てきそう。

 

でもどんなことでも、必ずポジティブな部分、ネガティヴな部分両方が存在します。100%どちらかということはまずありません。

 

不便益というのは、まさに「不便」だから得られるメリットのこと。

 

どんなことが思いつきますか?

 

私が思いついたのは「じっくりと手をかける」「熟考することができる」といったこと。

試行錯誤するから気づきがある、閃きがある。

 

「ああでもない」「こうでもない」とやりくりすることで人間は進歩する。

 

けれども過度に我々の生活に介入してきた最先端の技術は、こうしたやりとりをショートカットして、

いきなり結論を導いてきてしまう。

 

教科書で言うならば、解答までのプロセスを知る前にいきなり巻末の答えだけ教えられたようなものです。

果たしてこれで子ども達は成長できるのでしょうか。

 

 

地図育で私が唱える、「地図で自分で考える力を育てる」という考えもまさしく不便益に近いのだと実感しています。

 

「便利だからナビを使う」「すべてはナビの指示通りに従う」ではなく、自分で地図を持ち、必要な情報を取捨選択し、つなぎ合わせることで目的地を目指してみる。

 

途中迷ってしまったら、どこを間違えて迷ってしまったんだろうと振り返りながら現在地を確認し、再び目的地までのルートを再構築する。

 

これだけの頭の動きを、ナビでショートカットしてしまうの本当にもったいない。

 

「不便益」という言葉を知り、益々地図育の重要性を認識しています。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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