これからの子どもに求められる力って何ですか?藤原和博さんのインタビューから

■週刊ダイヤモンド 8/22号の特集が非常に興味深い内容

現在発売中の週刊ダイヤモンドが相当面白いです。

特集タイトルは「息子・娘を入れたい学校2015」

買わせる目的だけに、少々インパクトの強いタイトルになっています。

 

ただ、内容は相当読みごたえのあるもの。これからどんな社会が訪れ、そこで必要な力は何か。

このコラムでもご紹介したことがある2020年に控える大学入試の大改革もしっかりと特集し、これからの学力とは、子育てのヒントがたくさん詰まっています。

冒頭にはあの藤原和博さんのインタビュー

藤原さんといえば、リクルートから東京都杉並区の公立中学校校長を2003年から5年間務めあげられ、中学教育に大きな変革をもたらした方としてとても有名。現在は「教育改革実践家」という独特の肩書で活動されていらっしゃいます。この肩書からもかなりオリジナリティを持った方だというのが推察されますね。

藤原さんの講演動画を何度か視聴したことがあるのですが、ご本人は非常にパワフル。そしておっしゃっている内容も共感できる部分が極めて多く、今回のインタビューもそれを集約したような内容でした。

藤原さんのおっしゃっていることを要約すると、

・これまで成長社会であった20世紀につくられた教育の目的は「情報処理力」を高めること。何らかの「正解」に向かって、いかにジグゾーパズルのピースを速く埋めることが求められていた

・ところが現代は「正解」のない時代。見本のない中で、周りの人とと議論して修正したりしながりしながら「納得解」を探っていくことが必要になっていく。そこで必要なのは「情報処理力」ではなく「情報編集力」

・「みんな一緒がいい」などという発想は子ども自身の価値をどんどん下げる。ユニークな立場ややり方で社会の一部を変えられる「レアカード」になる方が良い。

・学校の教え方自体もいまや「みんな一緒」ではなく、「それぞれ一人一人」になっている

 

まさにその通りだと思いました。テストで正解を求めることが最上位概念とする価値観はもう終わり。世の中の「常識」や「普通」といったことが大きく揺らいでいる現代に生き残っていくために必要なことを本質的に捉えていらっしゃる気がします。

 

■納得解を得て進む点はオリエンテーリングと共通

そしてここでもオリエンテーリングとの共通性を感じました。

・目的地にいくのに正解なんてない。ルート選択は人それぞれ。

・ルート選択は誰も助けてくれない。自分でひねり出すことが要求される

・地図上の情報を読み取りながら、自分なりに納得した道筋を作って進んでいく。間違ったのなら修正してさらに進んでいく

 

そしてこのインタビューの中では、花まる学習会の高濱正伸さんと同意見とした上で、”「情報編集力」に優れた人は大体10歳までに思い切り外遊びしている”ということを藤原さんはおっしゃっています。

父親として小学生までの間にどれだけ子どもにのびのびと外遊びできる環境を用意できるのか。

こうしたことを深く考えさせられました。

そしてわが子をどんどんオリエンテーリングに参加させたいと強く思いました。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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