小学生はインターネットとどう付き合えば良いのか~地図歩きを通して学ぶ大事な心構え

今の子ども達の生きる世界は最初からデジタル社会。

生まれながらにインターネットがあり、SNSがあります。

 

こうした、生まれながらにネットに揉まれてきた世代の人々を何と呼ぶかご存じですか?

 

”デジタルネイティブ”

あるいは、

”ソーシャルネイティブ”

 

こうした名称が付くと、一部の特別な人たちのような気もしますが、

 

 

そうではありません。

あなたのお子さんも、

既にデジタルネイティブであり、ソーシャルネイティブなのです。

 

 

これはもうどうにも止められない流れであり、「ネットは危険だから」といって子どもとインターネットの接触を避けてきたご家庭でも、いつかはお子さんがインターネットに触れる機会がやってきます。

 

そうなると、ご家庭で教えるべきことはは何だと思いますか?

 

それは、あなたのお子さんが

情報に踊ろされる側になるか、

それとも

情報をつかさどる側になる

という情報に対する姿勢です。

 

 

世の中には情報が溢れています。

インターネットが登場した10年間で、

情報量はそれまでの500倍に増えた

と言われています。

 

 

その中には、様々な立場や主義・主張の人々が情報を発信しています。

 

その一部をマスコミがセンセーショナルに取り上げると一気に話題化し、集中的に勝手な意見が飛び交う、という現象、日ごろたくさん見られていると思います。

 

ネットの意見の中には、

一昨日まではAが一番良いと言っていたのに、昨日になってBが良いとなり、今日には別のCが良い、となってみたり、もしかしたら明日にはやっぱりAが良い、ということになっているかもしれません。

 

このように根拠が薄いまま、何となくムードで意見の主流が決まり、それもいとも簡単に変動してしまうことがこのネット社会の怖いところでもあります。

 

こんなふうにコロコロ変わる情報に振り回されていると、自分自身が無くなってしまいます。

 

何が正しくて、何が間違っているのか、たくさんの情報に流されて何となくいるのではなく、

 

自分自身の心の軸で、入ってくる情報をどう判断し、どう利用するのか、という

”情報をつかさどる”能力がこれからの社会では必要だと思います。

 

 

 

オリエンテーリング、というスポーツは、まさに情報をつかさどらなければ一歩も前に進めないスポーツです。

 

競技で渡される地図には、大量の情報が凝縮されています。

 

建物の位置や道の長さやくねり、太さ、

自然の特徴物の位置や形状、

等高線に記された土地の高低差

 

こうした大量の情報の中から必要な情報だけを読み取りながら、

目的地に向かって自分なりのベストルートを選択し、なるべく早くたどり着く、という行為は、まさに、

「情報をつかさどる」ことと言えます。

 

あるモノゴトに対し、どのようなに取り組むかは、最初の姿勢で後の結果に大きな差が出ます。

 

情報に流され、右往左往しているだけでは、自分の中での判断軸ができず、人としての厚みが出ません。

情報をどう使い、どうやって前に進んでいくか、という心構えは、普段の生活で少しずつ積み重ねていくことでその基本姿勢が出来るのです。

 

そうした点からも、地図を持って歩く「地図歩き」はこれからの情報社会で子どもがたくましく育っていく上で重要なスキルを学ぶ場だと言えます。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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