先日とある記事を見つけました。
授業理解度向上、自尊感情が高いほど高正答…東京都調査

どういう内容かと言うと、
都内公立小学校5年生9万1,434名と都内公立中学校2年生7万2,601名を対象に、 平成29年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」をおこなったところ、
自尊感情と平均正答率の相関を見ると、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した小中学生の平均正答率は、「思わない」「どちらかといえばそう思わない」と回答した児童・生徒に比べ高いことがわかった。
というのです。
つまり、
自尊心が高い子どもほど、テストの成績が良い
ということなのです。
■自尊心を高めるのに必要なのは、わが子に決断する場をつくること
自尊心はあらゆる行動のエンジンです。
自分を信じられるから前に進められる。
自分を信じられるから困難にも立ち向かうことができる。
まわりがどんなに騒ぎ立てようとも、結局やるのは自分です。
自分が自分を奮い立たせることが出来なければ何も変わらない。
不安な時、苦しい時、自分を支えてくれるのは自分を信じる力、そうそれが、自尊心です。
では、どうやって自尊心をわが子の自尊心を高めることができるのでしょう。
私は
「わが子が自己判断する機会」をつくること
が、自尊心を高めることに直結すると思っています。
つまりは、
自己判断して、やりとげることで、
・自己責任
・自分でやりきったという成功体験
が身に付くということなのです。
「勉強しなさい」とわが子を責めたて、机に向かわせている保護者は多いでしょう。
でもこれって、子ども自身が判断していない、外発的な理由です。
そこには何の自己責任感もなく、やりがいもありません。
だからこそ、親の役割は「わが子を信じて、任せてみる」ことなんだと思います。
そして子ども自身が一人で難局を乗り切ったとき、それは大きな力になるでしょう。
■地図育は、あなたのお子さんが「判断する場」を作りだす
地図育でおこなう親子ワークショップでは、まず親子でミニオリエンテーリングをおこなってもらいます。
ただ、先頭に立つのは大人のあなたでなく、お子さん。
お子さんが地図とコンパスをもって、チェックポイントをに向かうのを親のあなたは後からついていくだけ。
「黙ってついてきなさい」は厳禁です。
こうすることで、子どもに「チェックポイントまで最短時間でいけるルート」を自己判断して進んでもらう場が提供できます。
目的地に行くまでに、わが子はどのような情報を地図から読み取り、周りの風景と照らし合わせながら、どう判断して進んでいくのか。
こうして、
自己判断する → やりとげる → 自信を持つ
といった場づくりをするのも、地図育の大きな目的の1つです。
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