子どもの考える力を伸ばすために地図で「気付かせられる」ことは、目的までの道のりは人それぞれ、ということ

ワークショップデザイナーの立場から今回も子どもとの関わり合いについて考えていきたいと思います。

 

ワークショップは他者同士が何かしらの協働作業を通して、お互いに気付きあい、学びとる場です。

 

私はこのコラムを通して、地図を使って子ども達が自分で考える力を伸ばすやり方について考えを何度かお伝えしています。

 

では今度は地図を使った気付きを得る場は作れないでしょうか?

私は十分に出来ると思っています。

その1つの手段は地図とコンパスを使ったスポーツ、オリエンテーリングにあると思っています。

オリエンテーリングを使ったワークショップ、名付けて「オリエンテーリングワークショップ」です。

 

オリエンテーリング自体は、名前を聞いたことがある方が多いと思います。

地図とコンパスを使って、地図上に記されたチェックポイントを目指して道をテクテク歩いていく。

林間学校や学校のレクリエーションで経験されて、そのイメージを持たれている方が多いのでは?

私がやってきたオリエンテーリングは、こうしたレクリエーションのオリエンテーリングにもう少し競技性を高めた、北欧生まれの競技オリエンテーリング。

私はこの競技オリエンテーリングを指導する、日本オリエンテーリング協会公認の「オリエンテーリング・インストラクタ」の立場からも、オリエンテーリングからは、たくさんの気付きが得られると思っています。

私が「オリエンテーリングワークショップ」でやりたいことは、複数の個人あるいはグループが、オリエンテーリングのコースを回った後、どういったルートを選んで通ってきたのかを振り返り、お互いに発表すること。

そしてその際、どうしてそのルートを選んだのかを理由をつけてもらいます。

実はこの形、私が学生時代、オリエンテーリング部で活動していた時に雨天時の練習として実行していたものを少し改良したに過ぎません。

先輩の前で、一つの大会の地図で自分だったらどのようにルートチョイスをして進んでいくか、一つずつ説明していくのです。

数多くの研修などにオリエンテーリングは既に取り入れられていますがこんなことやっているところはほぼありません。

大抵の場合、「グループで一緒にまわる」ことだけを目的にしていて、振り返ることありません。歩き終えたら、「楽しかったね」で終わりです。もったいなさすぎます。

人は自分のやってきたことを振り返り、そしてそれを発表して、他者から質問や指摘をもらうことで学びや気付きが発生します。

これを実施したら、同じ目的地のはずなのに、人によって進み方、ルートの違いが出てくるはずです。

そして2回目、同じコースを今度は、前に別の人が通ったルートで行くようにします。

すると、自分では気付かなかった視点や発見があるはずです。

それを作っていくのが狙いです。

 

地図育における「オリエンテーリングワークショップ」。

実現に向けて進んでいます。

 

 

, , , , ,

Post navigation

折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

コメントを残す