“毒親”って言葉知っていますか?
辞書サイトを開くとこんな感じです
毒親
子どもを自分の支配下に置き、その人生に有害な影響を与える親を指す俗語。(一部略)子どもへの暴力的・性的な虐待や育児放棄だけでなく、精神的な虐待や過度な干渉も毒親の特徴とされる。毒親による歪んだ親子関係は子どもに深刻な心的外傷を与え、その影響で成人後も対人関係に問題を抱えたり、依存症に陥ったりして苦しむケースも少なくない。 出典:コトバンク(朝日新聞社)
「子どもを自分の支配下に置き、その人生に有害な影響を与える親」が毒親。
まさか自分は、と思っている方が多いと思います。
ただ気を付けてください。「過干渉」と言われる子どもへの過度な関わり方も十分にあなたを毒親にしてしまう可能性があるのです。
「過干渉」の恐ろしいところは、おこなっている親の方に罪の意識がほとんどないこと。
むしろ子どものために良いことをやっていると思い、やり続けていることで子ども自身の気持ちを踏みにじっている可能性があるのです。
そして過干渉が続くと子ども自身が「自分で判断する」ということを忘れてしまい、常に親の判断を待つようになるいわゆる「指示待ち人間」になってしまう可能性があるのです。
過干渉はじわじわと子どもの”考える力”を奪ってしまう恐ろしいものなのです。
実は私の親もかなり過干渉気味でした。
友だちのことから、塾のことまで。かなり多くの分野で口出しをしてきて、私自身の意思などは尊重されずに多くのことが先に決められていきました。
「お前はまだ何もわからないのだから、言うことを聞いていればいいんだよ」
このセリフが殺し文句のように毎度繰り返されていきました。
子どもの私も毎度安心して、何の疑問も持たず、親が提供するものに乗っかっていきました。
でもそれではダメなんです。
親と子はまったくの別人格なのだから、親が良いと思っていることも、子どもには上手くフィットしないことだってたくさんあるんです。
そして、どんなに幼い子どもにも意思はあります。
「あれしたい、これしたい」
それを親の意向に沿わなければ”わがまま”として処理されていませんか?
どうしてそう思ったのか?その想いを遂げることは難しいのか?
そうした子どもの気持ちを親としてくみ取ることは出来ないのか?
そして子どもは、「自分の意のままに動いてみたい」という風に思っています。
自分の思い通りに動くことで、子どもは伸び伸びと自由な発想で生きることが出来ます。
こうした子どもの力を伸ばすために、”地図を持って歩く”という行為がとても有効なのです。
詳しくはまた次回お話しします。
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