後で”毒親”と呼ばれないために。過干渉せずに、地図で子どもを一人立ちさせる方法②

前回のコラムでは、毒親とは何なのか?

毒親の子育てはどのような悪影響があるのかについて触れました。

 

身体への虐待などは論外ですが、一般常識のある普段のご家庭でついついやってしまうのが「過干渉」

この過干渉が続くと知らず知らずのうちに「子どもの自ら考える力」を奪ってしまうことが恐ろしいのです。

 

前回のコラムを読んだ方からは

「うちはそうでもありませんが、周りには確かにいたなぁって印象です」

という感想をいただきました。

 

あなたの周りではどうでしょう?そしてあなた自身も1人の親としてどうですか?

子どもを心配しすぎるあまり、ついつい言葉を多く述べて、子どもに関わり合いすぎていませんか?

 

やってしまったことは仕方ないのですが、

後はやるべきことは「子どもの自ら考える力」をこれ以上削がずに伸ばす方法を考えることではないでしょうか?

 

「子どもの自ら考える力」を伸ばす、と一言で言っても難しいですが、私は地図を使って、親子一緒に楽しみながら伸ばすことをおススメしています。

私がこのコラムで何度もご紹介しているオリエンテーリングは、

・地図とコンパスのみを使う

 

・目的地までのルートは自ら考える

というスポーツです。

 

日本ではオリエンテーリングというと、のんびりハイキングの延長のイメージが強いのですが、本来は北欧生まれの競技スポーツ。競技大会の場合、上の2つに加えて、

 

なるべく早く帰ってくる

 

という条件が加わってきます。

オリエンテーリング、というスポーツは本当に簡単に出来ます。

日本国内には日本オリエンテーリング協会が定めた常設コースが700以上あります。

※詳しくはこちら

 

 

各コースごとの専用の地図も最近ではコンビニのプリントサービスで簡単に購入できますし、コンパスもスポーツ用品店などで、安いものですと¥2,000弱で簡単に手に入ります。

 

ハイキングがてら、こうしたコースを親子で一緒に歩いてみてはいかがでしょうか?

ただし、その時に守ってもらいたいことがあります。

それは、必ず「ルート選びは子どもに任せること」。

 

地図は子どもに持たせ、目的地がどこかを確認したら、どうやって進むのかは子どもに任せて欲しいのです。

 

ここで、親のあなたが、「地図を貸しなさい」と取り上げ、ルートを決めて、後は付いてくるように言っては、身も蓋もないのです。

子どもですから、時間はかかるでしょうし、最初はトンデモナイ方向に歩きだし、イライラするかもしれません。

 

けれどもそこはじっと我慢。地図の読み方に苦労しているようであれば、

・コンパスを使って、方角を合わせる

・一緒に周囲の景色と地図を見比べて考える

といったヒントは与えても良いとは思いますが、絶対に答えは親から与えてはいけません。

 

そして子どもが考えたルートを一緒に歩いて、チェックポイントにまでたどり着く。

子どもは自分で考えたルートでたどり着けたことに満足感を感じることでしょう。

 

こうやって、子どもに自ら考える機会を与える。

これも親にとって大事な役割だと思うのです。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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