子どもにどうやって成功体験を積ませますか?

6歳になる私の息子は、幼稚園では「ドッチボールの鬼」なんだそうです。

何でそんな異名なのかというと、投げられてもしっかりボールをキャッチし、逆にバンバン当ててしまうから。

すっかりヒーローだそうです。

 

親としては、たくましい我が子の様子を聞き、嬉しい限りです。

 

ところが子どもの頃の私は我が子とはまったくの正反対。

 

どの球技がとても苦手で、野球ではバットにボールが当たらないし、サッカーではまともに蹴れない。

友達同士で遊ぶ時にもチーム決めをする時、私は「いらない」戦力だったので、いつもジャンケンで負けた方のキャプテンが私をしぶしぶ引き取るのがいつもの光景でした(子どもながらに毎日傷ついていました)

 

ドッチボールになるとさらに難易度が高くて、私はもっぱら逃げ専門。

投げられたボールをきちんとキャッチすることなんて、1度か2度あったかないか。

 

女子よりも下手で、馬鹿にもされていたのでドッチボール、と聞くと憂鬱になるタイプでした。

 

走ってもかなりの鈍足でしたので、

自分が活躍するところがちっともなくて、馬鹿にされることばかり。

わかりやすく言うと、私は大の運動音痴。

自分に対する自信も失うので、私は体育全般が嫌いでした。

 

■オリエンテーリングは私にとって成功体験をもたらしてくれた貴重な存在

 

そんなときに出会ったのがオリエンテーリングでした。

「地図とコンパスを使って野山を駆け巡る、頭と体の両方を使うスポーツ」

そんな説明が一般的かと思いますが、このスポーツの良いところは、

 

足が速くなくても勝てる

 

というところにあります。

 

どんなに足が速くても、正確に地図から情報を読み取れなければ目的地には達せられません。

幸いにも私は地図を読むことが他の友人より少しだけ得意だったので、

オリエンテーリングになると、足の速い友人たちに勝つことができるようになりました。

 

オリエンテーリングは”小さな成功体験”の連続です。

地図を読み、「こうやって行けば」チェックポイントがあるはずだと自分で算段を付け、足を進める。

思った通りの場所にチェックポイントを見つけた時の感動は、何回オリエンテーリングを経験しても嬉しいものです。

 

こんな経験を繰り返していたら、どんどん楽しくなり、自分にも自信がついてくるようになりました。

 

 

「うちの子、運動が苦手で」と嘆いていらっしゃるお父さん、お母さんはいっぱいいらっしゃいます。

もしかしたら、保護者以上にお子さん自身が学校で馬鹿にされて、自信を無くしてしまっているかもしれません。

 

「自信を持つ」ことはすべての行動の原動力です。

そのためには小さくてもいいから「成功体験」を積むことが一番の特効薬です。

 

オリエンテーリングは、自ら考えて結果をつかみ取る、という成功体験をするには非常に適したスポーツだと思います。

 

 

 

 

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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