不確実な時代だからこそ子どもには地図読みを体験させよう

昨日、日本オリエンテーリング協会主催の「コースプラン&リスクマネジメント研修会」という勉強会に参加してきました。

実際にオリエンテーリング大会やオリエンテーリング関連イベントを主催する際に必要なコースプランニングや、運営上のリスク管理の知識を学びました。

 

私も、オリエンテーリングを絡めたワークショップなどをおこなう際の必要な知識のため今回参加しました。

 

講師は、現在は日本オリエンテーリング協会副会長を務められている、村越真さんと、オリエンテーリング日本代表のナショナルコーチをと務められている吉田勉さん。

 

どちらも、オリエンテーリングの世界ではレジェンドの存在。

特に村越さんは私が30年前に中学高校のオリエンテーリング部から一方的に名前を存じ上げている超有名人。

全日本オリエンテーリング大会、という国内最高峰の最上位クラスで何連覇もする、まさにレジェンドという名にふさわしい方で現在は静岡大学の教授をされていて、オリエンテーリングだけでなく、ロゲイニングなど地図を使ったスポーツ「ナビゲーションスポーツ」と読んで、その普及と指導にあたっていらっしゃいます。

 

今回はそのご両名から直接指導いただけるということで喜び勇んで行きました。

 

私にとって特に印象的だったのは、「オリエンテーリングで鍛えられる力」について整理できたこと。

 

 

オリエンテーリングというスポーツは「走りながら地図を読んで、自分を目的地までナビゲートする」という点が特性です。

 

このナビゲートする=「ナビゲーション」という行為は「不確実性への対応の技術」だと、村越さんはおっしゃっていました。

 

 

すなわち、

・見知らぬ土地でいきなり目的地に向かって進め、と言われてもどうしていいかわからない。

・しかし、そこできちんとコンパスで方位を調べ、地図を読めれば対処法は見つけられ、前に進むことが出来る。

 

私はこんな風に理解しました。

 

 

実際にオリエンテーリングをおこなう土地というは、これまで行ったことのない初めての土地がほとんどです。

そんな見知らぬ場所で、指示通りにチェックポイントを回ることが出来るのは、きちんと「コンパスの方位調べ」と「地図読み」をおこない、常に現在地を確認しながら前に進む、「ナビゲーション」が出来ているかどうかだということです。

 

 

実はこの考え方は、オリエンテーリングだけの話ではないと思います。

 

 

いまの世の中は価値観が多様化し、不確実な時代と言われています。

いままでの常識が通じず、いままでの知識や経験が活かしづらい時代となっています。

 

そんな急激な時代の流れに放っておくと流されてしまいそうですが、自分らしく生きていくためには自分がどうしたいのか、どちらの方向に進んでいきたいのか、という目標が大事です。

 

そして、その目的に向かって、いまの自分はどこにいるのか、次の一歩をどっちに踏み出そうとするのか、まさしく「自分をナビゲートする」ということを心がけていかないといけないのだと思います。

 

オリエンテーリング、という競技スポーツの中だけで考えると、それは、いかに短いタイムで戻ってこれるかという重要な勝つためのテクニックの話にもなりがちですが、

もっと広い視野で考えると、これは「生き方の問題」にも通じるように思います。

 

 

何もない状況から、必要な情報を元に自分の立ち位置を確認し、次の一歩を考える。

 

ある意味これは「デザイン思考」あるいは「イノベーション思考」に近いかもしれません。

こんな積極的「未来思考をオリエンテーリングというスポーツからは学べることを今回の講座では改めて感じました。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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