「地図を読む」ことを繰り返すことで、自分らしく生きていくための力を得ていこう

まずはこの地図を見てください。そして問題です。

問題:4番の円の中心から5番の円の中心まで進むルートを考えてください。

 

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あなたはどういうルートを選びますか?

 

おそらくほとんどの方が一つの道をまっすぐ進むことを選ぶでしょうね。

一本道だから簡単です。

 

では次の問題。

今度は9番の円の中心から、10番の円の中心までのルートを考えてみてください。

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今度は人工的な道はありません。

 

どうでしょう?

何か思いつきましたか?

 

「道もないのにどうやって…」と思われた方もいるのではないでしょうか?

 

たとえ人工的道は無くても、自然の地形や特徴物の情報を地図から拾い、つなぎ合わせることで目的地までのルートはきちんと作れます。。

 

具体的にお話ししましょう。

 

例えば川。川沿いは一本道として比較的楽に進むことが出来ます。

 

そして沢。沢はV字形になっている地形なので、沢の底は左右が開けた見通しの良い一本道と捉えることが出来ます。

 

だから、今回の場合、

 

一旦川に降りて川沿いに進み、途中で沢を見つけ、まっすぐ登る。

 

というのが一つの回答なのではないかと思います。

 

いま書いた内容を実際に地図に描くとこうなります。

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どうでしょう?

 

線を描く前の地図と見比べてみてください。

 

これがオリエンテーリングの中でも「地図読み」の醍醐味と楽しさです。

 

このルートの選び方に個人差が出るし、足が速いから勝てるとは限らない、というスリリングさがあるのです。

 

道なきところから、地図から必要な情報を拾い出し、つなぎ合わせることで自分なりのルートを作って進む。

 

ここに必要なのは、

冷静な情報を読み取る力

拾った情報をつなぎ合わせて一つにまとめる想像力

そして判断力行動力

 

オリエンテーリングはこうした、生きていく上でも大切な力を、「地図読み」という行為を通して楽しく学べるスポーツなのです。

 

 

インターネットが登場してからの10年で世の中の情報は500倍に増えたと言われています。

こうした情報過多の時代の中で自分らしく生きていくために、この「地図読み」のエッセンスはきっと役に立つはずです。

 

単なるレジャーとしてではない、学びとしてのオリエンテーリングと地図読み、その重要な価値を多くの人に感じ取ってもらいたいと思っています。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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