現在発売中の週刊東洋経済の特集は、ズバリ
「食える子を育てる」
です。
食える子、とは、
「これからの社会で生き抜いて、自分で稼いで食べていく力を十分に持つ子ども」
ということ。
このコラムでも再三触れている2020年度の大学入試改革により、
これまでの知識偏重の教育から思考力重視の教育に大きく舵が切られることで、どのような変化がいま起こりつつあるのかを特集しています。
特集の中には、私が勝手に師と仰ぐ、花まる学習会の高濱正伸さんや、民間出身の中学校校長として注目を集めた、元リクルートの藤原和博さんもインタビューに登場されています。
■これから求められる”生きる力の伸ばし方”
私が特に注目したのが「習い事」について触れたページ。
記事によると、
・習い事で伸ばすことが出来るのが「勤勉性」「意欲」「忍耐力」「思いやり」といった数値化が難しい”非認知能力”と呼ばれるスキル
・この”非認知能力”を伸ばすことが「生きる力」の源泉となり、その後の子どもの高学歴や高収入につながる。
こうしたスキルを向上させる習い事として、従来からある水泳やピアノ、サッカーに加え、
「将棋」「ボーイスカウト」といったものが取り上げられ、
”集中力や思考力の向上”だったり、
”リーダーシップとたくましさを鍛錬”といったことを目指しているとされています。
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地図でこそ伸ばせる”生きる力”
こうした記事を読むと、私の経験してきたオリエンテーリングもまたこうした”非認知能力”を培うのに、必ず役に立ちます。
たとえば、オリエンテーリングの競技大会に出たら、勝利のために、最後まであきらめずに走り続けることが大事です。
また地図を読んで前に進まなければなりませんから、情報を”先読み”して考える”思考力”も大事になってきます。
地図は情報の宝庫です。情報をどう駆使して進んでいくのか、ということを実際に身体を動かしながら学ぶのにこれほど適したスポーツはありません。
私の地図育塾では、地図の力を最大限活用して21世紀に”食える子ども”を育てていくことを目指しています。
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