子どもを賢くするために将棋を習わせたい親はオリエンテーリングにも注目してみよう

以前よりは少し落ち着きましたが、将棋がブームです。

 

原因はもちろん、最強の14歳、藤井聡太四段の存在です。

プロデビュー直後から、大物揃い相手に破竹の29連勝を達成したことは記憶に新しいと思います。

 

そしてその影響が多くのところに社会現象としてあらわれてきています。

たとえば、藤井四段のご両親が買い与えた3万円もする知育玩具が予約が殺到し、入手困難になったとか↓

3万円のおもちゃに予約殺到 「藤井四段が遊んだ」効果で入手困難に

 

また将棋教室に我が子を通わせたいという問い合わせが急速に増えているようです。

 

どうして将棋が注目を集めるのでしょう?

 

こんなネット記事を見つけました↓

将棋藤井聡太四段(14)に倣う!天才をつくる教育法

 

 

この記事でコメントしている、将棋で頭が賢くなる可能性はあるそうで、

諏訪東京理科大の篠原菊紀教授によると、

 

「将棋では、『ここでこう指したらどうなる』など、記憶や情報を一時的に保持しながらあれこれ考えるワーキングメモリ(作業記憶)という機能を盛んに使います。この機能は知的活動の中核で、脳の前頭前野という部位が関わっています。このワーキングメモリは、トレーニングを行うと伸びるとの報告があるのです」

 

 

「将棋では『空間認知力』を盛んに使います。天才研究では空間認知力が特許取得数などと相関するとの研究があり、大事な要素と考えられています。この点でも将棋は推奨できるかもしれません」

 

と述べており、将棋による「ワーキングメモリ」と「空間認知力」の活用が頭を賢くする可能性があると述べています。

 

 

私はこの記事を読んで、オリエンテーリングとの共通点を多く感じました。

 

 

 

まず、ワーキングメモリですが、オリエンテーリングの場合、地図を持って足を進める訳ですが、常に地図を見ている訳ではありません。

 

「ここから2本目の角を右に曲がる」と決めたら、そこまでは全速力。

時折走りながら地図も見ますが、なるべく早く目的地にたどり着くにはいちいち地図を見ずに、頭の中に叩き込んでおくことが大事。

 

「自分の決めたルートチョイスをなるべく覚えて走る」ということが大事ですし、その記憶をきちんと正確に覚えていることも勝負の分かれ目になりがちです(誤って記憶してしまい、間違ったルートを進んでしまったために道に迷うこともありえます)

 

「地図を読む」こととワーキングメモリの関係について、こんなネット記事がありました。

「ワーキングメモリを鍛える」簡単にできるトレーニング方法(脳トレ)

 

この中に、「地図を見ずに目的地まで行く」ことがワーキングメモリを鍛えることにつながる、という記述があります。

私が触れた、オリエンテーリングの「頭の中で記憶しながら、走る」ということと共通する部分ですね。

 

 

 

さらに、「空間認知能力」ですが、これはむしろオリエンテーリングの得意技です。

 

地図を見て、実際の地形や風景を想像する。

そのイメージに基づいて、自分なりのコースプランニングをおこなって、目的地に向かって前に進む。

 

 

こんな記事がありました↓

おうち知育!地図を作って空間認識能力を高めよう

 

この記事では、地図を使って空間認知能力を高めるポイントとして以下の3つを挙げています。

 

①長さや角度、方位、縮尺などについて学び、空間を思考すること。

②実際に地図を見ながら目的地まで移動してみたり、方角を測ってみたりして空間を体感すること。

③自力で地図を作って一つ目と二つ目で学んだことを一致させること。これによって頭の中で覚えている地図に関する知識と実体験をリンクさせます。

 

3つのポイントは、オリエンテーリングで必要なスキルそのものです。

 

実際に地図を持って進んでみると、地図で見て思っていたよりも近かったり、意外に走りにくかったり、様々な発見があります。

 

「紙と実際の風景を一致させて現在地を確認しながら目的地に進む」という、

オリエンテーリング独特の行為が「空間認知能力」を高めることにつながるのです。

 

 

いかがでしょうか?

 

 

実はオリエンテーリングには、将棋同様、子どもの能力を高める要素が十分に詰まっています。

 

 

さらに、オリエンテーリングはアウトドアスポーツです。

健康的に身体を動かしながら、頭を使う、という点が将棋とは大きく異なります。

 

 

子どもらしく外で身体を動かしながら、「考える力」をつけさせたい。

 

 

こうした保護者にはオリエンテーリングはぴったりのスポーツだと思います。

是非一度トライしてみてほしいと思います。

 

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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