問題解決力は地図を読むことで養うことができる

問題解決力がますます問われる時代になっています。

価値観が多様化し、これまでの常識が覆ってきています。

何が正しくて、何が正しくないのか、共通の正解が見えなくなっている時代。

そんな混沌とした時代だからこそ、問題解決能力を持ったリーダーが求められているのです。

 

■問題解決力とは何か?

 

では、具体的に問題解決力とはどんなものでしょう?

著名なコンサルタント、大前研一さんはご自身のブログで以下のように解説されています。

問題解決を図るためには大きく分けて3つのステップが必要。

Step1 本質的問題発見

Step2 解決策の立案

Step3 解決策の実行

 

そしてそれぞれのStepの中におこなうべき行動があるのです。

 

Step1でいえば、

情報を集める→分解する→整理・統合する

Step2では、

整理統合した情報を元に、アイデアを出し、解決策の仮説を作る

Step3ではそれを実行する

 

 

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■問題解決のプロセスはオリエンテーリングでも同じ

いまご紹介した問題解決のプロセスはビジネスを対象にした話ですが、実は地図を持って前に進む競技スポーツであるオリエンテーリングでも同じ思考プロセスが求められます。

 

競技オリエンテーリングの場合、最大の目的は「なるべく短時間でチェックポイントを回わってきて、人に勝つこと」

 

この目的を達するために、プレイヤーは必死に地図を読み、自分にとっての最適ルートを選択するのです。

その最適ルートを選択する際に求められるのが「最適な情報取捨選択能力」と「仮説構築力」

 

目的地に達するのに、どこをどう曲がって、どちらの方向に進むのか。

地図から記載されているあふれ出る情報の中から、コンパスを使って、最短時間で進める情報を頭の中で選びだします。これが「最適な情報取捨選択能力」。

 

そして地図から選び出した情報をつなげて、どこをどのように曲がって、どの方向に進むかというシミュレーションをおこないます。このシミュレーションをおこなう力こそが「仮説構築力」です。

 

そして走る。これが「実行」になるわけですが、人はやはり間違う。

方向を間違えたり、道を一本手前で曲がってしまうなんてことはオリエンテーリングでもよくあること。

そうなると迷ってしまうわけですが、迷ったときに地図とコンパスを使って現在地を把握し、目的地までの新たな道のりをを仮説立てする「修正力」も問われてくるのです。

 

おわかりでしょうか?

ビジネスにおける問題解決力と、オリエンテーリングで求められるスキルは極めて類似しています。

 

そしてこの

問題解決力を身につけられるか否かは、自分自身にその「思考の癖」が身に付いているかどうか

でしかありません。

 

 

オリエンテーリングの良さは、スポーツとして楽しんでいるうちに、

こうした生きていくために必要な「思考の癖」が子どもの頃から身に付くことが出来ることなのです。

 

たかがオリエンテーリング、されどオリエンテーリング

 

学ぶことが多いスポーツなのです。

 

 

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林 大岳

地図の力で「考える力」を伸ばす 地図育®コンサルタント フィンランドの教育思想に感銘し、地図を持って進んだ自身の経験を活かし独自の教育メソッドを開発。 2児の小学生の父親として多くの教育情報に触れ、300件以上の 書籍や文献、関係者への取材を敢行し知見を蓄える。 1972年生まれ東京出身。 ワークショップデザイナー オリエンテーリング・インストラクタ

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