プログラミングを小学生から学ばせたいなら、一緒にオリエンテーリングも体験させた方が良い3つの理由 その①

このコラムでも何度か触れていますが、2020年から日本の小学校でも必修化されることになっています。

それに先んじて、子ども達にプログラミングを教えるスクール・塾がたくさん誕生しています。

たとえば、Tech Kids CAMP

インターネットメディア「Ameba」を運営するIT企業サイバーエージェントが運営し、東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄などでプログラミング教室を10月から開講し、すべて満員だそうです。すごい盛り上がりですね。

 

私は、プログラミングとオリエンテーリングは共通点とそうでない部分があって、上手な補完関係にある、と思っています。

だから、プログラミング教育の熱があがってきている今だからこそ、一緒にオリエンテーリングを体験させてほしいな、と思います。

連載で、その理由を今回から3つ書きたいと思います。

今回はその第1回目です。

 

【プログラミング教育とオリエンテーリングの共通点】

①ゴールまでの「手順」を考えるプロセスが非常によく似ている

プログラミングを子どものうちから学ぶと何が一体良いのでしょうか。

子どもを億万長者にしたければプログラミングの基礎を教えなさい』の著者、松林弘治さんによると、

子どもがプログラミングに触れるメリットとして

・ものごとの仕組みをより深く考えるきっかけになる

・じっくりと論理的・創造的に考える訓練になる

という2点を挙げています。

この2つ目の

じっくりと論理的・創造的に考える

はオリエンテーリング競技にとってもとても大事な部分で、

地図、という与えられた限られた情報を生かして、どのようにしたら最短時間でたどり着いたらよいかを考えます。

そのためには、自分の走力・体力を考慮したうえで、まっすぐ藪の中を突き進んでいったら良いのか、あるいは少し遠回りしてでも舗装された道を進んでいったら良いのか、自分で判断します。

このように、与えられた情報を生かし、論理的に考えながらゴールを目指す、という点で、プログラミング教育とオリエンテーリングは共通点があるのです。

そもそもプログラミングとは何か?という話に戻りますが、まず「プログラム」について先述の松林さんはこう記しています。

自分が実現したいと思っている目標を、人間でない「コンピューター」という機械にやってもらう。そのためにコンピューターに誤解なく伝わり、(中略)コンピューターが理解できる形で厳密に書き下した動作の手順書、それがプログラムなのです。

つまりこの「手順書」を書くことがプログラミング、というわけです。

オリエンテーリングの場合、手順書までは書きませんが、チェックポイントまでどうやったら最短時間でたどりつくか、という自分なりの「手順」は自分の頭の中で考えます。

例えば、

「この道を300m程進んだら右手に大きな岩が出てくるはずだからその手前を右に入る」

みたいなことです。

プログラミングの場合は指示を出す相手はコンピューターですが、オリエンテーリングの場合は自分です。

自分にきちんと道案内が出来ていれば迷うことはありませんし、出来なければ迷子になります。

考えて指示を出して動かす練習を、自らの身体で出来るのはオリエンテーリングなのです。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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