子どもの考える力を伸ばすためには、考えて動く”考動力”のルーティーンを身につけること | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

子どもの考える力を伸ばすためには、考えて動く”考動力”のルーティーンを身につけること

オリエンテーリング

■ルーティーンという言葉が一般的になりつつある

去年から今年にかけて、”ルーティーン”という言葉が随分と一般的になってきたような気がします。

・ラグビー日本代表の五郎丸選手のキック前の両手を揃えるポーズ

・大相撲で優勝した琴奨菊関が取り組み前に大きく背中をのけ反る”菊バウアー”

どれも動き自体が特徴的なので一気に注目を浴びてしまいましたが、その目的は平常心を保つためにおこなうための決められた行動のこと。これをしっかりやることで、常にいつも同じ状態で勝負に臨むのです。

routine

【名詞】【不可算名詞】 [具体的には 【可算名詞】]

1

 a決まりきった仕事日常の仕事[課程].

 b慣例; 手順,機械的操作.

2

(演芸で)型にはまった[お決まりの]所作[演技].

3

【電子計算機】 ルーチンプログラムによる電子計算機一連の作業》.

【形容詞】

1

日常の定期的な.

研究社 「新英和中辞典」より

地図とコンパスを使って、所要時間を競う北欧式競技オリエンテーリングでもやはりこの『ルーティーン」はあります。

そのやり方は人それぞれですが、

私の場合は、レース時にスタートで地図が手渡されたら、

「一旦立ち止まってコンパスを使って、地図と実際の地形の方角を合わせる(整置)をして、深呼吸をする」

ということを心掛けています。

スタートしたら四の五の言わず、とにかく動き出して、走りながら整置をする人も大勢います。

実は、私もどうしてもこれをやってしまいがちです。

でもこれをやってしまうとどうも気持ちが落ち着きません。落ち着かず、うまく集中できないまま、最初のコントロール(チェックポイント)に向かうと、大抵何かしらのつまらないミスをしでかし、余計な時間をかけてしまうことが多い気がします。

サッカーの試合などを見ていると、解説者が「最初の15分が肝心です」なんてことを言っているのをよく耳にしますが、オリエンテーリングの場合はとにかく「最初のコントロール(チェックポイント)に迷わずにたどり着くこと」が肝心です。ここでミスって動揺してしまうと、最後まで焦って気持ちを引きずってしまい、ミスを繰り返して、かえって大きなタイムロスをしてしまう、ということもあるのです。

私も最初でミスってしまったために何とか挽回しようと無理なコース取りをして、逆に大きく迷ってタイムロスしてしまい、結局レースにならなかった経験がいくつもあります。

しかし、とあるレースで、このルーティンを忘れずにおこなったこと最初のチェックポイントに無事にたどりつき、そのまま波に乗ってスイスイと行けたことで、1位を取ることが出来たのです。

この時ほどルーティンの大事さを身にしみたことはありませんでした。

■頭の使い方にもやはりルーティーンがあるはずだ

ラグビーや相撲、オリエンテーリング、といったスポーツだけでなくても、普段の日常生活の中でも何かしらのルーティーンはあるはずです。

実は意識していなくても普段何気なくなっていることが既に「ルーティーン」なのかもしれません。

たとえば、

・出勤したらPCが立ち上がる前に一杯のコーヒーを飲む

・席に着く前に一旦大きく背伸びをする

などなど。

 

考えて動く、”考動力”でも同様です。

何か考えなければいけない問題や課題が出てきた時に、いきなりその問題を解こうとするのではなく、

「なぜこの問題が起きているのか」「ひとつの見方が示されているが、他の見方がないのか」

といった「目の前の問題を構造化して考えるようにする」、といった思考を持つことが大事です。

物事を構造化すると、どこから手を付けたらよいかが見えてきます。

途中でわけわからなくなって路頭に迷う、ということが少なくなります。

 

いきなり動きだすのではなく、まずは立ち止まって考える。

考動力を養うための基本なのだと思います。

 

 

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