子どもに自信を付けさせたいなら、まず小さなことから少しずつ成功体験を積み重ねよう

つい先日、こんな記事が新聞に出ていました。

→新聞記事はコチラ:子供の自己肯定感でタスクフォース 文科省が初会合

その記事によると、

 

会議の冒頭、田野瀬太道文科政務官が「さまざまな調査によると、さまざまな調査によると、日本の子供たちの学力は世界のトップクラスではあるが、自己肯定感が低い」と現状を説明。

 

(独)国立青少年教育振興機構による4カ国の比較調査によると、「自分がだめな人間だと思うことがあるか」との問いで、「とてもそう思う」と答えた日本の子供たちは25.5%。一方、韓国5.0%、中国13.2%、米国14.2%で、日本の子供たちの自己肯定感の低さが目立つ結果となった。

 

ちょっと驚きです、そして少し悲しくなりました。

日本の子ども達は勉強はできるけど、自分達には自信がない。

 

人は自尊心があるからこそ、前に進む勇気が出てくるもの。自分自身を信じられるからこそ、新しいことに取り組んだら、工夫する努力を続けられるわけです。

 

今回、文科省が現状に気付き、初めて取り組み始めたということは、この「日本の子ども達の自己肯定感の低さ」が国家的な課題になっていふことに他なりません。

 

◼︎自己肯定感を高めるために、小さな成功体験を少しずつ積める場があると望ましい。

政府の中での話し合いは今後進めてもらうにして、では、家庭内で我々はどんなことを心がけて子どもと接すれば良いのでしょうか。

 

一番大事なのは、「私はあなたのことをきちんと見ていて、認めているよ」という明確な意思表示と声かけではないでしょうか?

子どもが何かを頑張っている時にきちんと頑張っている部分に焦点を当てて声かけてあげられていますか?出来ていないことばかりに目がいって、「どうして出来ないの?」なって言っていませんか。

 

人間は大人になっても完全無欠なんて無理です。できる部分・できない部分それぞれがあって当たり前です。

そのうえで、出来た部分を認めてもらえたから人は嬉しいし、さらに上を目指そうと思えるのです。

 

そして、それは他者から声をかけてもらえるだけでなく、自分で何かを達成できたときにも「やった、僕にも(私にも)出来た!」と思えることで、勇気とやる気がみなぎってくるのです。

 

■オリエンテーリングでも積み重ねられる”小さな成功体験”

オリエンテーリング、というスポーツの大きな特徴に、「ルートは自分で決める」ということがあります。

つまり、地図を渡されたら、チェックポイントの道のりを、地図に描いてある情報を元にイメージし、計画を立てます。

ただし、人は必ずしも計画通りにいけるとは限りません。

 

曲がるべき尾根の1つ手前で曲がってしまったり、使おうと思っていた山道の上に木が生い茂っていて見つからずに行き過ぎてしまう、なんてことはしょっちゅうあります。

 

一つ一つは小さなことですが、なかなかチェックポイントにたどり着けないわけですから、やっている本人は少し不安になります。

 

だからこそ、地図を読んで、思い通りの場所にチェックポイントを見つけられた時の快感は何とも表現の仕様がありません。

 

よく登山家は、山頂にたどり着くと、それまでの苦労が吹っ飛ぶ、などとも言いますが、感覚にはそれに近いです。

 

それに加え、自分の考えた通りの場所に目的のチェックポイントがある、というのは、見つからなかったパズルのピースがようやくハマった感じにも近いといえます。

 

いわゆるこの達成感があるから、どんなに道に迷っても、走りつかれても、繰り返しオリエンテーリングをやってしまうのです。

 

これは、いわゆる成功体験の1つ、と言えるのではないでしょうか?

特に自分ひとりでルートを計画し、すんなりたどり着けた時の快感はひとしおです。

 

もし、あなたのお子さんに成功体験を積ませることが不足しているのだとしたら、オリエンテーリングはとても適していると思います。

 

 

 

 

 

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林 大岳

地図の力で「考える力」を伸ばす 地図育®コンサルタント フィンランドの教育思想に感銘し、地図を持って進んだ自身の経験を活かし独自の教育メソッドを開発。 2児の小学生の父親として多くの教育情報に触れ、300件以上の 書籍や文献、関係者への取材を敢行し知見を蓄える。 1972年生まれ東京出身。 ワークショップデザイナー オリエンテーリング・インストラクタ

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