不安から確信へ~地図トレ講座をおこなって見えてきた、地図で子どもに自信を持たせる方法

先日、「地図トレ講座」を実施しました。

地図トレ、とは、「地図を使って頭のトレーニング」の略。

 

地図を使って道案内をする作文をつくることで、必要な情報を的確に選んで上手に伝える「説明力」の向上の練習などをしましたが、

 

この「地図トレ」の特徴が、

実際に外に出て、ミニオリエンテーリングをおこなってもらうこと。

 

今回はセミナー会場の会議室周辺の地域の公園やコインパーキングなどをチェックポイントとして、1周約20分くらいのコースを参加者にまわってもらいました。

 

その今回のコースの地図がこちら↓

 

 

20170225 ミニオリエンテーリング

 

△地点がスタートです。今回のルールは以下のようにしました、

・まずは1番に向かうこと。

・あとは自由だが、記されたすべてのチェックポイントをまわること。

 

こうすることで、どのようにまわったら効率的か、という作戦立てをしてもらう、ということが狙いです。

 

何の事故もなく、無事におわりましたが、参加いただいた30代男性Tさんが、事後のアンケートで次のようなコメントを残してくれました。

 

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このコメントで私が嬉しかったのは

・「不安」が「確信」に変わった瞬間の楽しさ

を地図を通して感じ取っていただいたことです。

 

オリエンテーリングをおこなう場所は大抵初めての土地です。

 

オリエンテーリングは自分で地図から情報を読み解き、

「ここをこう進んで、この場所をこちらの方向に進めばチェックポイントはあるはずだ」

という仮説を持って足を進める訳ですが、途中はやはり不安がいっぱい。

 

しかし、地図と、目の前に広がる光景が合致して現在地を見失わないよう繰り返し確認することで、

人は不安から確信に変わり、

そして、自分でやり遂げた、という「達成感」と「誇り」を得ることが出来るのです。

 

私が地図を通して子どもの人間的成長を促す場「地図育塾」で目指しているものの一つに、

子どもが自信を持って行動すること

があります。

 

最近、どの子育てセミナーに出席しても、「子どもの自己肯定感が低い」ということが教育現場の課題として挙がってきます。

 

なぜ自己肯定感が低いのか、それは「自分で何かを探し求めて、結果を得た」という成功経験が少ないからです。

子どものみならず、大人も、他者から何かをもらったり、してもらったりばかりでは成功体験は生まれません。

 

地図を読んで進むことは、

「こうなんじゃないか」という思っていたことが

「やっぱりこうだった」 あるいは「まったく違った」

と思うことの繰り返しです。

 

自分の思い通りにコトが進んだ時の快感は、大人になっても味わうことが多いのではないでしょうか?

「プレゼンが上手くいった」「当初の作戦どおりに話したことで、無事に社長から決済が下りた」

 

同じように地図を持って歩く”地図歩き”でも、

「ここに目指すべきチェックポイントがあるはずだ」と自分で考えて想定し、実際にその場所に置いてあるのを見つけたときの快感を、Tさんは今回の地図トレ講座で感じとってくださったようです。

 

この要素、子どもの成長にはとても重要な要素です。

地図はやはり、人の心を育てる強い力を持っているのです。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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