誰も知らない「ナビする」のもう1つの意味 | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

誰も知らない「ナビする」のもう1つの意味

モノの見方・考え方

”ナビする”ってどういう意味?

こんにちは、地図育コンサルタントの林 大岳です。

ちょっと想像してみてください。

今日は久しぶりに会う友達と
食事に行く日。
「いい店見つけたから紹介するよ」

そんな声に誘われて、
あなたもウキウキしています。

駅で待ち合わせて、
「じゃあ、お店までナビするね!」
という友達と一緒に歩き出す。

こんな光景、あなたにも経験あるのではないでしょうか?

では質問です。
この「ナビする」という言葉、

あなたはどういう意味で
使っていますか?

おそらく「道案内する」
という意味で使っている人が
ほとんどではないでしょうか。

Navigateに隠された本当の意味

「ナビする」という言葉が、
英語のNavigationから来ていることは
あなたも知っているでしょう。

カーナビなどに代表されるように、
「ナビゲーション」という言葉には、

「案内をしてもらう」
「目的地まで連れて行ってもらう」


といった、
他力本願で
受動的なニュアンスが
つきまといがちです。


しかし、
「ナビゲーション」という言葉は、
本来、能動的な言葉だった、
と聞いたら驚きませんか?

もともとこの言葉は、
船で安全に目的地に
たどり着くように
航行させる技術から生まれました。

広い大海原では、
目印などありません。

海の中には、潮の流れが早かったり、
座礁しやすい場所があったりと、

進路を少しでも間違えれば
命とりになります。

かっては
「海には魔物が住んでいる」
と信じられていて、

世界地図には
海には魔物が描かれていた
ような古い時代、

海に出ることは、
機械技術が発達した現代以上に
命がけだったことは
想像できます。

実際に、多くの船乗りたちが
命を落としてきたに
違いありません。

だから、この
「ナビゲート(Navigate)」
という言葉には、

「船や飛行機を操縦する」
「海や川を航行する」

といった意味以外に、

「(障害などを)うまく切り抜ける」
「克服する」

といった意味もあるのです。


つまり、ナビゲーションは、
「誰かに(目的地)まで
 連れていってもらう」
という受動的な技術ではなく、

目の前の困難に対して、

・主体的かつ能動的に、
・より『安全』、『確実』に
 そして『効率的』に

目的地に到達する技術
と言えるのです。

「地図を持って歩く」とは「自分を『ナビする』」ということ

「地図を持って、目的地を目指す」
という行動は、
まさしく
「自分をナビする」ことです。

目的地に向かって、
『安全』『確実』『効率的』
に進むには
どうしたらよいのか。

自分の中でプランニングして
進んでいく。

進んでいる最中は、
常に正しい方向に向かっているか
確認し、
道を見失わないよう、気をつける

この繰り返しで、
知らない土地でも
「目的地」にたどりつく、

という課題を「克服」するのです。

だから、「地図を持って歩く」
ということを繰り返すことは、

どんな「困難」にもへこたれず
目的地に向かって突き進んだ
冒険者たちのマインドが
学べるということなんですよね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

・「ナビする」は、
 Navigationという英語が由来。

・Navigationには、
 「道案内する」以外に
 「(障害などを)うまく切り抜ける」
 「克服する」などの意味がある。

・「地図を持って歩く」ことで
  冒険者たちのマインドが学べる

ぜひあなたも
お子さんと一緒に
「地図を持って歩く」
経験をしてみてくださいね。

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