子どもと一緒に地図を持って歩いてみよう:地図は過去・現在・未来すべてをつなぐ素晴らしいツール

■ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯×真田丸

NHKの「真田丸」押しすごいですね。

2016年のNHKの年始番組は至るところでこの「真田丸」を取り上げ、局側の力の入れようが伝わってきました。

私が見ていて面白かったのはブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 「大河ドラマ 真田丸スペシャル」という番組。

内容は、というと人気司会者のタモリさんと笑福亭鶴瓶さん、それぞれの番組がコラボし、真田丸主演の堺雅人さんと共に、真田の里、上田市をまわります。そこで出会う人々との交流や、真田氏ゆかりの街の歴史や地形に触れながら番組を進んでいきます。

冒頭、上田駅に集合した3人は徒歩で上田城に向かいます。

その時にタモリさんが手にしていたのは何と、江戸時代の古地図!

「今と道はほとんど変わらないねぇ」と言いながら、古地図に描かれた道を頼りにどんどん進んでいきます。

面白かったのは、歴史になど興味のない鶴瓶さん。先を急ぐタモリさんと堺さんに対して、道すがら出会う初めて会うお店や人を発見してはこちらもどんどんお店や家の中に入っていきます。

そんな突進ぶりを、今度は「俺たちにはできないなぁ」と半ばあきれ顔で見つめるタモリさんと堺さんが対照的でした。

■地図とは「過去」「現在」そして「未来」までもをつなげられる見事なツール

私はここでまた地図の持つ力の強さに気付きました。

地図とは「過去」と「現在」を一瞬でつなげてしまうものなのだと。

どういうことかと言うと、

・「過去」の地形や街並みを振り返ることで楽しむ「ブラタモリ」

・「現在」に生きている人や街を訪れ、その生き生きとした様子を覗き見ることで楽しむ「家族に乾杯」

この2つの番組の企画趣旨が、「地図」という1つのツールを通じて見事に成立してしまったのです。

地図、というのは人類がこれまで地上に刻んできた所業すべてを記録し、残したものです。

上田の土地にも過去何千年・何百年の歴史があり、その時々の「いま」を重ねて我々の生きている「現在」に繋がっています。

過去の先人たちは何を思い、この地で戦い、生き、そして死んでいったのか。

このことは私たちが住む自分たちの街でも感じることが出来ます。

お住まいの地域の公共図書館に行ってみてください。きっとあなたの街の古地図と、国土地理院発行の最新の地形図があるはずです。

あるいは、最近では東京都心を古地図と現代の地図で比べることも簡単に出来ます。

こうした過去と違いを見比べて見ると、「あの建物があった場所にはこれがあったのか」という発見になり、自分たちの街の魅力が再発見できることでしょう。

さらに、書店に行けば、「東京未来計画地図」といった、今後の開発計画を地図にまとめた書籍なども並んでいます。

地図が読めれば、「過去」~「現在」~「未来」すべてが見通せる

そんなことを思いながら自分たちの街を眺めたらもっともっと地元が好きになるかもしれませんね。

 

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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