子供の読解力をどう伸ばす?地図を楽しく読むことからはじめよう。

先日、2015年の国際的な学習到達度調査(PISA)での結果が発表されました。

 

PISAとはOECD加盟国の15歳児について「読解力」「科学的リテラシー」「数学的リテラシー」の3分野を調査するもの。

 

日本は科学的リテラシー、読解力、数学的リテラシーいずれも上位に位置していますが、2012年調査に比べると読解力の平均得点は低下した、ということです。

 

その要因の一つとして、

 

高校生を中心に読書量や新聞を読む機会が減少傾向にある一方、スマートフォンを活用したインターネット利用時間が増加傾向にある

 

ということがあるようです。

 

特にこれからのネット社会に生きる子どもたちのことを考えると、ますます読解力を伸ばす機会が減ってしまうのではないかと心配です。

 

 

そもそも読解力、とはどういうことでしょうか?

 

文部科学省はPISAの求める読解力を「PISA型読解力」として次のように規定しています。

 

「読解力」とは、

・テキストの中の事実を切り取り、言語化・図式化する「情報の取り出し」だけではなく、

・書かれた情報から推論・比較して意味を理解する「テキストの解釈」、

・書かれた情報を自らの知識や経験に位置づけて理解・評価(批判・仮定)する「熟考・評価」

 

としています。

 

普段の生活でこうした力を伸ばすのはやはり読書だと思われます。

さまざまな書籍に触れながら、文章に書かれた意味を解釈するのは今も昔も変わらないことです。

 

実は地図はこうした読解力を伸ばすのにも非常に適したツール、と言えます。

 

たとえば、お城をテーマにしてみましょう。

 

いま話題の「真田丸」で

・なぜ大坂城はいまの場所に建てられたのか?

・どうして徳川方は南側から攻めたのか?

・どうやって真田丸を作る場所は決められたのか?

 

人の行動には必ず理由があります。

 

そして、いまのようにコンピューターがなく、VRなどない時代ではすべてがリアルの世界です。

 

人が何かを行動するのに自然の地形は大きな影響を及ぼし、人類は地形をうまく利用しながら文明を築いてきました。

 

だから、

・なぜそこに人は集まったのか、

・なぜその場所で戦いが起こったのか

 

こんなことを地図を通して学ぶことが出来るのです。

 

地図と歴史を組み合わせると、物事の背景がわかる。

こうしたことが読解力を鍛えることにつながっていくのです。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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