子どものために親が出来ることは親の都合で子どもの好奇心の幅を狭めないこと

子どもにはすくすくと成長してもらいたい、

いろんなことに関心を持ってもらいたい

そんなことを考えるお父さんお母さんは多いと思うのです。

いつの間にか自分たちの好みに子どもを誘導して、知らず知らずのうちに興味の幅を狭めていないでしょうか?

 

今日、私が自宅前で、去年から育てている計20匹のカブトムシの幼虫のケースの土を入れ替える作業をしていると、わが子と共に近所の子ども達がたくさん集まってきました。

その中に、5歳のK君がいました。

K君は本当にカブトムシの幼虫が珍しかったらしく、じっと見つめ、そのうち誰よりも長く、幼虫を手に取り触り始めました。

K君は一旦自宅に帰り、しばらくしたらお父さんとやってきました。

K君のお家では今までカブトムシの幼虫は飼ったことないらしいとのこと。

どうもお父さんが子どもの頃、蛹を間違えて殺してしまったことがあるらしく、それがトラウマとなり、今まで飼ってこなかったようなんです。

でもK君がどうしても欲しい、ということで、飼育ケースを買うなど用意が出来たらまた来てもらうことにしました。

こうした子どもの想いと親の好き嫌いのギャップはどうしても起こるものですね。

 

私も爬虫類が大の苦手で、図鑑やテレビで見るのも嫌いなのをわが子たちはよく知っていて、わざと図鑑で蛇のページを見せようとします。

生理的にダメなモノはダメなのですが、もし可能ならば子どもの好きなモノには自由に触れさせたいですよね。

子どもの好奇心がすくすくと伸びている状態を、親の勝手な想いを止めてしまうことには少し抵抗があります。

 

K君のお宅では、お父さんはそうしたトラウマがあるものの、絶対に生理的にダメ、というほどではなく、むしろ子どものためには飼ってみようか、ということなので、次回お渡しすることにしました。

これをきっかけに、K君の昆虫への興味や、何かを育てることへの楽しさや責任感を味わってもらえたら、と思います。

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林 大岳

地図の力で「考える力」を伸ばす 地図育®コンサルタント フィンランドの教育思想に感銘し、地図を持って進んだ自身の経験を活かし独自の教育メソッドを開発。 2児の小学生の父親として多くの教育情報に触れ、300件以上の 書籍や文献、関係者への取材を敢行し知見を蓄える。 1972年生まれ東京出身。 ワークショップデザイナー オリエンテーリング・インストラクタ

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