子どもの成長のためには、知識は貯めるのではなく使うことで意味が出てくることを教えたい

小2の娘は学校で掛け算を習っている真っ最中。

自宅の風呂場には、九九の一覧表なども張ってあり、家族も応援体制です。

どうやら九九を覚えやすくする替え歌も子ども達の間で流行っているようで、

「アルプス一万尺」「サザエさん」のメロディーの乗せて3の段、4の段などを軽快に覚えていきます。

そのうち、お姉ちゃんが歌っているのを聞いて、5歳の息子までがこの替え歌を覚えてしまいました。まだ文字の読み書きもできないくせに、3の段は完璧です。

ただ、これで掛け算が出来るようになったと言えるのでしょうか?

お風呂に入りながら、「掛け算がわかるんなら、オセロのマス目の数はわかる?」と聞いてみました。

以前娘とオセロ対決をした際、娘は一つ一つ数えていたので、8×8の64マスだということに気付いているのか確認してみました。

ところが、娘は「わからない」という答え。

つまり、九九の計算式として「8×8=64」だということは「文字」や「音」としてはわかっている。ただしそれが実生活にどう使えるのか、というところまではイメージというか理解できていなかったことがわかりました。

要するに「頭でっかち」の状態です。

もちろん、まだ習い始めですし、まずは九九を音として習うのは基礎中の基礎ですから、それをどう使うのか、という学習はこれからなのかもしれません。

ただ、世の中には、とりあえず、吸収の良い子どもの早い段階になるべく多くの知識を入れようとする保護者の方がいて、それで成り立っているビジネスが数多いのも事実。

■アウトプットをイメージしてインプットする

どうやってアウトプットするか、ということをイメージできていなければ、どんなに勉強してもそのインプットはあまり意味をなさない、という人もいます。

たくさんの知識を獲得することは大事なことですが、それはあくまでも手段。

その知識を使って、実社会にどう生かしていくのか、その「知恵」の方が多くの場合、求められるのです。

実はこの「知恵」はペーパーテストでは測りにくいもの。

普段の生活の中、特に子どもの場合は友達との外遊びの中から得られるものが多いのです。

いまはまだまだ子ども同士の交流・対話の中からこうした「生き方の術」を学んでほしいものです。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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