わが子の好奇心、うまく引き出してますか?「トムソーヤーの冒険」の「塀のペンキ塗り」のお話しから感じる子どもの好奇心の活かし方 | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

わが子の好奇心、うまく引き出してますか?「トムソーヤーの冒険」の「塀のペンキ塗り」のお話しから感じる子どもの好奇心の活かし方

外遊び

■カブトムシの幼虫のを26匹飼っています

本日、昼過ぎからカブトムシの幼虫の飼育ケースの掃除をしました。

 

今年の夏、自宅近く(一応東京都内です)でカブトムシの成虫をオス・メス両方見つけ、ケースに入れていたところ、卵を産み、たくさんの幼虫が生まれました。

 

その幼虫達は、木材を土のように細かく粉砕した専用マットを食べるわけですが、同時に大量の糞をします。糞ばかり溜まっていくと、肝心の栄養が足りなくなってしまう。だからいらない糞を除去する作業が必要になってきます。

→どんな作業かは、他の方が書かれているコチラのブログをご覧ください。

 

 

このふるいにかける作業、結構面倒くさいです。中にいる幼虫(数えたら26匹いました!)を傷つけないように、スコップでマットをすくい、ふるいにかけ、米粒上の糞のみを取り出して、まとめる。

当初は一人でこの作業をやっていました。

 

①片手にスコップ、もう片手にふるい、マットをふるいに入れる

②途中で幼虫を見つけたら、ふるいを置き、スコップで別の容器に避難させる

③またふるいを持つ

④スコップを地面に置き、ふるいを揺らす

③ふるいに残った糞を袋に入れる

 

この工程を一人でやっていると、いろんなものを持ったり置いたりで何かと煩わしいんです。途中でスコップをどこに置いたかわからなくなって、余計な時間を食ってしまったり。

 

 

なかなか作業が進まないなぁ、今日中に終わるかなぁ、と思っていたところで、

 

近所に住む小学5年生の女の子と、5歳になる私の息子が「何している?」と近づいてきました。

「カブトムシの糞をキレイにしているんだよ」と説明すると、「やってみたい」とのこと。

 

 

だったら、ということで一緒にやることにしました。少しずつやるうちにだんだんと分業が出来てきました

 

スコップは私が持ち、①と②の作業を

 

女の子がふるいを手に持ち④の作業を

 

息子そのふるいに残った糞を袋に入れる⑤の作業を

 

 

するとどんどん作業が進み、日が暮れる前に作業が終わりました。

 

結果、約2キロくらいの大量のカブトムシの糞を取ることが出来ました。

 

この糞、園芸の肥料としてかなり良いらしいので、我が家の草木の周りに撒きたいと思っています。

■子どもたちが手伝ってくれる表情からトムソーヤーを思い出した。

嬉しかったのは手伝ってくれた2人の子どもが、飽きもせず楽しそうにこの作業に取り組んでくれたこと。

 

カブトムシの幼虫がこんなにたくさん糞をすることも知らなかったので、とても物珍しく、今まで経験したことのないことだったことが大きなモチベーションだったようです。

 

この2人の生き生きとした顔を見ながら、私は「トムソーヤーの冒険」の有名なエピソード「塀のペンキ塗り」のお話しを思い出しました。

どんなお話しだったかと言うと、

ある土曜日、トム・ソーヤーは度重なるいたずらの罰として、ポリーおばさんのいいつけで塀のペンキ塗り(原作では漆喰塗り)をやらされることになる。

 

せっかくの休みの日に、こんな仕事をやらされるのがトムには嫌でたまらない。なんとかこの煩わしい仕事から逃れる手はないかと考えているうち、名案を思いつく。

 

トムは一転して、さも楽しそうにペンキ塗りを始める。そこへ通りかかった友人たちは、その様子を見て、本当にペンキ塗りが楽しそうに見えてしまう。こうして彼らはすすんで──「宝物」をあげてまでトムにペンキ塗りをやらせてくれと頼み込むようになる。

 

こうして次々とくる友人たちにペンキ塗りをすべてやらせ、宝物までせしめ、しかも楽しく怠けながら、塀をすべて塗り終えてしまう。

 

そんなこととは知らないポリーおばさんは、約束通り塀を塗り終えたトムを褒めるのだった。

 

 

つまり、トムにとっては、自らのいたずらに対する罰で、いやいややらされている嫌な作業が、友人たちにとっては、「楽しみ」に思えて自らどんどん取り組んだ、というお話です。

 

今回の我が家のカブトムシの幼虫の話も、ただの「掃除」として、例えば子どもに「命令」あるいは「指示」という形でやらせたら、たぶんここまで手伝ってくれなかったのではないかと思います。

 

きっかけは、私が先に作業していたからだとしても、子どもたちにとって、その作業が「魅力ある体験」に見えたから、手伝ってくれて、楽しんでくれたのだと思います。

 

一体何が魅力的に見えたのか、それは今回に関しては恐らく「初めて知るカブトムシの幼虫の知られざる実態を知る」ということだと思います。

 

「カブトムシの幼虫は一体何を食べて大きくなるのか」、「どんなうんちをするのか」、「それが溜まるとどれだけの量になるのか」わずか数時間の作業でこの2人の子どもは実体験の中でこうしたことを学びました。

 

「なにか面白そう」といった好奇心の琴線に触れると、子どもはどんどん動きます。

「○○をやれ」という言葉を発するのは簡単ですが、それで子どもは動くのかどうか。

 

何事も始めて、行動の最大の原動力は好奇心だとすればその好奇心をどう発生させ、行動につなげていくのか。これが発見できれば、厳しい言葉でいたずらに子どもの心を傷つけることは減らせるはずです。

 

いかに、「好奇心をつくって、行動にむすびつかせるか」私がときに悩みながらも、意識している子どもの声かけの方法です。

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