■自分の行動を決められない子ども達
夏休みも半分くらい過ぎました。
あなたのお子さんは毎日どのように過ごしていますか?
そして、毎朝起きたら、親のあなたとその日の行動についてどんな会話をしていますか?
宿題やら自由研究など、学校から出された課題はまだ残っていますか?
残った課題があるにも関わらず、
「今日はどうしたら良い?」
「私は何したら良いの?」
「今日何したらいいかわからない
こんなことを毎日言っていませんか?
そんな質問が子どもからあなたに出てきたら要注意。
あなたのお子さん、「自分がやるべきこと」に気づけてません。
■自分への質問が「次の行動」を決める
先ほどの、
「今日はどうしたら良い?」
「私は何したら良いの?」
といった質問、親ではなく、心の中で、自分に対しておこなわれているのであればOKです。
他人から安易に答えを求めるのではなく、自分から答えを導き出す。
そのために必要なことは
自分へ質問をする
という機会です。
「いまの自分だったらどうする」
「いまの自分に何ができる?」
こうした質問を自分にぶつけられることが、わが子の思考力を高め、行動の積極性にもつながります
■「自分への質問」をする機会を奪いがちな「検索社会」
ところが現代は、「自分に質問する」機会が急速に奪われています。
ネットでは、検索窓に知りたいワードを入れれば、たくさんの情報が出てきますし、
最近では、AIまで出てきて、このCMのように声で問いかけるだけで、モノの数秒でコンピューターが答えてくれる時代です。
便利な時代だからこそ、わが子が自分に問いかける機会をつくる
これこそが、IT社会の新しい親の役割です。
■「地図を持って歩く」ことは絶好の機会
地図育では、
「地図を持って、目的地を目指す」
ということを通して、
子どもが「自分だったらどうするか」ということを問いかける機会をつくっています。
スマホなどの電子機器は一切使いません。
紙の地図を持って、ゴールを目指す。
やってもらうこと自体はとてもシンプルですが、
だからこそ慣れていないと難しい。
学校の宿題や、ドリルの穴埋め問題で、
1つだけの正解だけを求められることにいつも慣れている子は、
「自分だったらどうする」ということを考えることが難しいようです。
だれも正解を持っていないことに対して、自分なりの答えをひねり出す。
そのために「自分だったらどうする?」という問いを自分自身にぶつけるには
「地図を持って歩く」という行為は、具体的で、すぐに行動に移せる上に、楽しい行為。
地図は、
子どもの「自分への質問力」を高める絶好のツール、
なのです。
■まとめ
いかがだったでしょうか?
子どもの行動力を高めるためには、子ども自身が「自分への質問」をすることが大事で、
そのためには「地図を持って目的地を目指す」ことがとても有効だ、というお話をしてきました。
どんどん便利になっていくAI時代だからこそ、考えたいですね。
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