過干渉に気を付けよう:授業参観でチラチラ親の顔を見ながら手を挙げる子供は危険 | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

過干渉に気を付けよう:授業参観でチラチラ親の顔を見ながら手を挙げる子供は危険

子どもの能力

どの小学校にも授業参観がある

と思います。

 


私も自分の娘の時に、
何度か参加したことがあります。

 

ただ行くと
毎回気になる親子が何組かいます。


授業中、
先生が説明しているにも関わらず、
子どもは親の方を何度もチラ見。


親の方も、
じっと我が子を見つめ、

時折声にならない声で
口を大きく開け、
身振り手振りで
何かしら指示をしています。


その指示にじっと視線をやり、
うなずく子ども。

厳しい表情で指示をしてくる
親の顔を見て、半ベソかく子もいます。

当然先生の説明は半分くらいしか聞いてません。

 

そのうち先生が板書し、
「この問題できる人!」と言うと、
他の子と一緒に手を挙げる。

指される間も
常に親の方をチラチラ見てきて、
親もうなずいてそれに反応。

 

そしてその子は先生に当てられ
見事に答えられると、
満面のドヤ顔で親の方を振り返り、
親の方もこれ以上ない笑顔で迎える。

 


こんなシーン見たことないですか?
ドラマみたいでしょう?
でも私が見たリアルな風景なんです。

 

これのどこがおかしいんだ?
と思われた方もいるでしょう。
学校に
大好きなお父さんお母さんが来たら、
子どもだって浮かれるのも無理はないと。

 

確かにそうかもしれません。

ただ私が思うのは、
こういうご家庭ではかなりの確率で、
親が子どもに対して
過干渉になっているのではないか、ということなんです。

 

どういうことかと言うと、

・学校は本来自ら主体的に学ぶ場
 であるにも関わらず、
「親の期待通りに行動する」ことが
 子どものなかで授業よりも
 優先されてしまっている。

 

・親の方も、
 自分の指示通りに
 子どもが動けば褒め、
 そうでなければ厳しい態度を取り、
 子どもの思考の自由度を奪ってしまっている。

 

つまり、


子ども自身が
親の意図通りに動くことが
いいことなのだ、と
頭の中にインプットされている節が
この一連の行動からは垣間見える訳です。

 

 

もしこうした
「親の思い通りに動くことがいいことだ」と
子どもが思い続け、
成長していったらどうなるでしょう?

 

その子は自分ひとりになった時、
自分の本当の価値観が
わからなくなってしまう可能性があります。


価値観とは、
自分が
「何が好きで、何が嫌いか」
「何が大切で、何が大切でないか」

ということ。

人それぞれの「価値観」は
「経験」と「環境」によって左右され、
一人ひとり違います。

それは親子であっても違います。

しかし、

自分が大事にしていたはずの価値感が
実は親からの請け売りに過ぎなかったり、
実はこれまで何も自分自身で
決断してこなかったことに気付き、
急に怖くなります。

 

そして自信が無くなり、全ての行動が消極的になってしまいます。

 

なぜここまで言い切れるのか?

 

実は私の母親が過干渉気味で、
私自身が成長してから
自分で決断できない辛さに苦しんだ張本人だからです。

 


親からしたら、
子どものために良かれ、と思って、
色々と準備し、
手伝いしてあげることがあるのは当然です。

 

でも、「自分で決める」という機会は、
幼稚園・保育園に入ったら
どんどん作ってあげて欲しいのです。

 

幼い子どもに決めさせない環境は
親からしてみればはっきり言って楽です。

子どもはグズグズして時間がかかるし、はっきりしない。

 

でも最初はそれでいいんです。

そこから
繰り返すことで
「自分で決める」ことが
当たり前になって自信が付けばいいんです。

 

逆に怖いのは、
「親が決めて」
「子は親に合わせる」ことの方が
当たり前になってしまうこと。


これが定着して

ズルズルいった行く末の恐ろしさを
想像してみてください。

あなたのお子さん、
どんな大人になっていますか?


あなたのお子さんは

きちんと
自分で決断出来る大人に
なっていそうですか?

 

いざという時に、
決断出来ずに他人に主導権を握られて
寂しい思いをするのはあなたのお子さんです。

 

 

自分で考えて決めるという行為は
気持ちを豊かにさせ、人として成長させる行為
なのだということに気づいて下さい。

 

お子さんが心配で色々準備してしまう
お父さんお母さんは、
少しその手を止めてください。


選択肢だけ用意して、

最後の「決める」ところだけは
お子さんに委ねる。

それがこれから長い人生で
数々の決断に迫られる
わが子のための
まず出来るトレーニングになります。

 

過干渉に苦しんだ経験のある者からのお願いです。

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