地図を使えば、失敗しても簡単に心が折れない子どもに育てられる

本日は、私の小学校の担任で、その後校長先生まで務め上げられた恩師のご自宅にお伺いしてきました。

3時間近く、奥様交えお話をしたのですが、その中でひとつ印象に残った言葉があります。

 

それは、

 

「イマドキの母親は、とにかく子どもに失敗をさせたがらない」

 

ということ。

 

わが子を大事にする余り、守りすぎてしまう。

 

安全に行ける道を親がすべて用意することに力を注ぐ。

 

私も二人の小学生の親としてその気持ちはわかります。

 

でも果たして本当にそれがわが子のためになっているのでしょうか?

 

■守りすぎがわが子の成長を阻む?

 

近頃の子どもは自己肯定感が低い、ということがよく言われます。

 

自分に自信が持てない。

自分が好きになれない。

 

そしてすぐにめげてしまうのです。

 

あのイチローだって、すべてが順風満帆な訳ではありません。

入団当時は1軍にすら定着できず、2軍暮らし。

 

独自のバッティングフォームを再三変えろと言われていたという話は有名です。

 

それでもイチローはめげずに自分を信じてやり続け、そしてひとつ一つのヒットを積み上げて、数々の金字塔を打ち立てたことはご存知の通りです。

 

人間は失敗するのが当たり前。

大事なのは、失敗した後どうやって心を立て直し、次の一歩を踏み出すか、ということだと思うのです。

 

■道に迷うことからも学びはある

 

地図育の親子向けワークショップでは、安全な大型公園の中でオリエンテーリングをしてもらうことから始まります。

このオリエンテーリングコースでは子どもが少し道に迷ってもらう状況をわざと作り出しています。

 

道なりに進めば簡単に見つけられるような場所にチェックポイントは置いておらず、

道から少しだけ外れた奥まったところに置くことで、少しだけ迷いやすいようにしています。

 

それはナゼか?

 

それは「迷う」ということで、

失敗から自分の力でリカバリーする経験

をしてほしいからです。

 

 

迷ったならば、

いま地図上で自分はどこにいるのか、地図と周りの風景を照らし合わせながら判断する。

自分の現在地がわかったならば、そこから目的地までの行き方をあらためて考える。

 

こうしたことが子どもたちを成長させるのです。

失敗しても自分で取り戻したという経験は、子どもに自信に繋がり、自分が好きになります。

 

ここで親がしゃしゃり出て、「黙ってついてきなさい」と言ってしまったら、

子どもが自分で考えて判断する、という貴重な機会を奪ってしまい、

むしろ、自分の不甲斐なさから親に主導権を奪われたことで自信を無くすことにつながりかねません。

 

 

あなたは親として、子どもに自信を持ってほしいですか?

それとも親の言うことを聞くことに長けた「良い子」でいれば良いと思いますか?

 

 

公園の中で「道に迷う」という状況は極めてリスクの低い失敗です。

こうした「小さな失敗」を経験できる場を地図育は今後も作り出していきます。

 

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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