わが子の非認知能力の伸ばし方:大量の情報化社会で判断力をどう伸ばす? | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

わが子の非認知能力の伸ばし方:大量の情報化社会で判断力をどう伸ばす?

判断力

NHKの歴史番組「歴史秘話ヒストリア」の最新回は、江戸時代の日本地図のお話でした。
たびたび今の北海道に攻撃を仕掛けてくるロシアから国を守るため、幕府は沿岸警備の強化の方針を決めます。しかし、どこをどう守っていいかわかりません。きちんと守りを固めるためには正確な地図が必要でした。


そこで幕府は、役人である間宮林蔵に北海道の正確な地図製作を命じます。

間宮林蔵は、伊能忠敬から測量方法を学び、いまも見劣りしない正確な北海道の地図を完成、ここに、伊能忠敬が作成した本州以西のモノと合わせ、「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」が完成するのです。

正確な情報がないと人は正確な判断ができない

当たり前のことですが、情報は正確でないと意味がありません。
情報が正確でないと、きちんとした判断が出来ません。

現代でいえば、株価は様々な情報を元に上下変動します。
国際的な政治情勢、経済状況。
国内で言えば景気や金利の動きにも影響を受けます。

また個別の企業の業績や、M&Aなどの情報、不祥事なども株価に影響を受けます。
すべてが正しい情報とは限りませんが、

「何が正しくて、何が正しくないか」

そうした見極めもしながら、判断をしないと人は判断を誤るのです。

地図育が正確な地図にこだわってきた理由

さて、地図の話です。

一言で「地図」と言っても様々な地図があります。
「世界地図」「日本地図」いろいろあります。

t「地図を持って、目的地を目指す」ことを体験する地図育のワークショックでは、
大きな公園の「地図」を使ってきました。

この公園の「地図」というと、この下の写真のようなイラストマップが一般的です。

こうしたイラストマップは、どこに何があるか、ということは「大まかに」わかります。

もう1つお見せしましょう。
これは競技オリエンテーリング用の地図です。

この競技オリエンテーリング用地図の、イラストマップとの大きな違いは、
「どこに」「何があるのか」という、「情報の正確さ」です。

たとえば、
・どこに「水飲み場」があるのか
・街灯がどこにあり、何本設置されているのか

こうした細かい情報が競技オリエンテーリング用の地図にはすべて記載されています。

だから、子ども達は、もし道に迷ったとしても、周囲の風景と、地図に描かれている情報を照合することで「自分がいまどこに立っているか」を知ることが出来るのです。

「正確な情報」がなければ 子ども達は正しい判断をすることが出来ない。
少なくとも、「正しく判断するための環境」をきちんと用意することが、運営者の責任であると感じて、こうした競技オリエンテーリング用の地図を用意してきたのです。

情報に溢れた時代だからこそ、正しい情報を見極める目をわが子

いまわれわれが生きている時代は、情報に溢れています。
ネットやテレビから毎日たくさんの情報が流れてきますが、

現代人が1日に受け取る情報量は、江戸時代の人々の1年分だそうです!

その中は、玉石混淆、正しいものもあれば不正確なものも溢れています。

たとえば昨年コロナ禍が始まったころ、「トイレットペーパーが無くなる」というデマが飛び交い、一斉に全国のトイレットペーパーが品薄になったのは記憶に新しいところです。

そして困ったことに、シニア層などより、本来情報に関しては強いと思いがちの若者のほうが、こうしたデマを信じやすい、というのです。

世の中には悪い人もたくさんいて、こうした誤った情報を流すことで人を扇動し、思うがままに操ろうとする人たちもいます。

こうした人たちから身を守るためには、「その情報って本当?」と一回考えてみることが大切です。「疑う」という行為は少し悲しい行為ですが、現代の情報社会では必要不可欠な意識です。

正しい判断は正しい情報からしか出来ません。
何かを判断するときには、

・情報の発信者は明確で、信頼できるか?
・情報の発信日付は最近のものか?
・その情報に根拠があるか?(なんとなくではないか?)

こうした意識を持って情報に接することが大事です。

そして、迷ったときにはひとりで判断しない。
周囲の人に相談しながら決める。

こうしたことがこれからの情報化社会では必要なことです。


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