地図育のススメ②地元地図版ウィキペディア「マッピングパーティー」を作ってみよう

以前もこちらのコラムでも紹介しましたが、マッピングパーティーという地図をつくるワークをご存知でしょうか?。

簡単に言うと、「地図版ウィキペディアづくり」。みんなで街を歩き回って、1つのテーマに沿って発見をし、その情報を寄せ合って1つの地図を作り上げる、という作業です。前回のコラムでは、調布市で「トイレ」をテーマにした事例をご紹介しました。

本来のマッピングパーティーは、オープンソースになっている白地図のアプリケーションに集まった情報をどんどん上書きし、ネット上に公開する、というものらしいのですが、理屈上は紙の白地図でも何の問題もありません。

私はこれを将来的に子ども達と一緒に作ることで、子どもの観察力を養う機会として生かしたいと思っています。

地図をつくるためのテーマは無数にあります。

例えば、「街で赤いモノ」「近所にいる動物マップ」

最近の季節をテーマにすれば「近所で見つけた秋を感じるモノ」

これをスマホで写真に撮ってきてもらい、後でその位置と共に説明してもらう。

2人1組で10チームあれば、10×∞、たくさんの情報が集まってきて、ここだけしかない「オリジナルマップ」の完成です。

そういえば、かって大ヒットした映画「「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 」で、所轄の刑事たちが開発途中でまだ地図にはない道も多いお台場を、足で稼いだ情報を元に、どんどん白地図に書き加えて行って上層部の刑事たちと情報を共有して絆を深めながら犯人を追い詰める、というシーンがありました。

イメージとしてはまさにあんな感じです。

自分では気付かなったけれど他の人の視点を通すことで新たな発見があり、新鮮な驚きがある。

知っていたつもりの自分の街に新たな興味が湧くはず。

地図から学ぶ「地図育」。私が今後ぜひやろうと思っているプログラムの1つです。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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