子どもの力を伸ばすには、まず基本の型を教えよう。それからオリジナル。「守破離」の原則

昨日通勤する時に、息子の幼稚園で仲良くさせていただいているお父さんのAさんににばったり電車の中で会いました。

以前お会いしたのは7月ですからお会いしたのは約2か月ぶりでした。

私を見つけるとAさんは、音楽を聴いていたイヤホンを外してくれたのですが、イヤホンを外したスマホから流れてきた曲は「A列車で行こう」。

実はこのAさん、昨年の夏ごろからヤマハの音楽教室のサックス教室に毎週通いはじめ、今度他のレッスン生とこの曲でセッションをやるために、通勤途中に聴いていた、とのこと。

驚きました、その上達の速さに。

実は私もサックスの経験があり、もう20年以上前に大学入学時に始め、社会人になってからも吹奏楽団に入ったりしてコンサートなどにも出ていましたので、それなりの知識と経験があるので、この曲の難しさと、それを1年程度でこなしてしまう凄さはわかっているつもりです。

ただ、お恥ずかしながら、私は基礎が出来ていないので今でも早い指回しや正確な息遣いがいまだに苦手です。

これは言い訳になってしまうのですが、私が大学で入部したのは応援団付属の吹奏楽部。野球を見るのが好きだった私は、神宮球場で野球の応援がしたくて吹奏楽部に入ったので楽器を始めた理由がやや不純。

きちんと基礎練習をこなさずに、野球場でやや乱暴に吹いても盛り上がること優先していましたので、ちっとも技術的には上達せずに年月が過ぎてしまいました。

そうなると、もうたった1年程度でも毎週きちんと基礎から学んできた方には簡単に追い抜かれてしまいます。

最初はAさんに、私の知っているサックスの手入れや扱い方、練習法などの知識をお教えしていましたが、今となってはそんなことは恥ずかしくて偉そうに言えません。

年末に幼稚園のクリスマス会に一緒にサックスでセッションやろう、などとおっしゃってくださいますが、私の方が足をひっぱりそうで戸惑うばかりです。

何事も基本が大切。応用するのはその基礎がしっかり固まってからでいいんですよね。

いわゆる「守破離」の原則です。

私はここを完全にはき違えました。だからとてつもなく長く未熟な時間が続いています。

 

■子どもが大きく羽ばたくためには、やはり「基本の習得」+「守破離」

これを子どもに置き換えたときに、やっぱり子どもには将来広く羽ばたいてほしいものです。

そのためにはまずは基本形を教えること。そしてそこから自分たちで考えて新たなアウトプットを出せるようになる。これが理想的でしょう。

よく「子どもに親の言いなりにさせるのは嫌だ」といって何も子どもに指導しないケースも見られますが、これは充分に注意です。「なぜ子どもにその指導をしているのか」の目的を失ってはいけません。

将来子ども達が「守破離」を出来るようにまずは「基本形」を押さえさせてているのか、

それとも単に子どもに親のいうことを聞かせるためだけに、目の前のことを盲目的にやらせているのか。

ここの違いは大きいです。

大きく羽ばたかせるために、地味かもしれないけれと基本形は習得させる。それが身に付けばあとは自分がやりたいように工夫すれば良いだけの話です。

「なぜそれをやらせるのか」人の行動には殆どの場合理由があります。その理由と自分の意思を明確にすることで、子ども達を上手くリードし、伸び伸びと柔軟に生きていけるように応援していきたいものです。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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