過干渉はやめよう:自分のことは自分で考えられる子どもになってもらうために親が出来ること

良い親って何でしょう?

子ども欲しいものを買い与えてあげられる親?

しっかりとした教育を受けさせる環境を整えてあげられる親?

子どもに色々な体験をさせてあげられる親?

色々な答えがあるでしょう。たぶん一つではないはずです。そもそも別に「良い親」なんか目指さなくたっていい気がします。

子育ての最終目標は「子どもが自分自身で考え、行動し、自立できるように基盤を作ること」と私は思っていますから、そこに行き着くまでの方法論はなんでもいいんです。

一方で「毒親」という言葉があります。

いろんなとらえ方があるようですが、ウィキペディアで見ると以下のように説明されていました。

主な意味としては「子の人生を支配する親」のことを指し、一種の虐待親として扱われることもある。「毒親に育てられた子は、毒親からの児童虐待によって苦しみ続ける」が主なケースとなっている。

児童虐待までいくとちょっと行き過ぎですが、「子の人生を支配する親」ということでいうならば「過干渉」する親も「毒親」にあてはまりそうです。

実は私の母親は相当な過干渉な人でした。本人はとても愛情あふれる人で、自分なりに不器用な子供に愛情をかけていたと思うのですが、かなり色々なことに関与してきました。

一言も自分から行きたいと言わなかった学習塾を「人から良い評判を聞いたから」という理由で入塾を決めてくる、自分が入ろうとするクラブ活動に関して、自分なりの意見を口出してきて、それに対して反する意見を言うと、ひどくなじる。

はっきり言って、堅苦しかったし、勝手に決めてくる身勝手さにイライラしていました。そして「自分はこうも信頼されていないのか」という寂しさもありました。

その教訓からでしょうか、いまの私は自分の子どもには多少意見は言うけれど、選択肢は用意させて最後は子ども自身が決めさせるように意識して声かけしています。

だってそうでないと、人は自分が決めたことは最後まで責任持ってやり切ろう、と思うけど、人から強制されたものはどこか人のせいにしてしまうから。そんな自分が自分でないような私が経験してきたもやもやした思いを自分の子どもたちにはしてほしくないから、私は最後の決断は子どもにさせるようにしています。それが4歳だろうと、7歳だろうと。

 

だって、子どもには子どもの世界があって、4歳になれば自分なりの判断ができるはず。親が思っている正解がその子にとっても正解かどうかなんてわからない。人が自分の幸せを決めるのは、その人が自分で判断したときだけだ、と思っているから。

私が、このコラムを通して「子どもの考える力の伸ばしたい」と思っている背景には、実はこうした自分自身の経験があります。

自分自身で決められなかったことによる悔しさや、物足りなさ、こんなことをこれからの日本を背負う子ども達には味わせたくない。自分で決めることで自分の意思を明確にする、そして行動を完遂する、だから結果がついてくるんだと思います。

「言いすぎない」「干渉しすぎない」

大丈夫、子どもは親が思っているより意外にしっかりしています。

見守り、決断する機会をたくさん与えるようにしましょう。

我が家はこれからもそうやっていきます。

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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