「男の子の育児には、もっと「父の力」が必要だ」というネット記事から思う、本当の父親の役割

昨日、Yahooで”男の子の育児には、もっと「父の力」が必要だ」”というタイトルのネット記事が配信されていました。

内容を読むと、

・男の子の面白さのひとつは「純粋」であるところ。大人になるにつれて、この真っすぐな迷いのなさがだんだんと失われていく。

 

・しかし、純粋ゆえに日々言うことを聞いてくれず、母親としては困り、このズレこそが、お母さんの男の子に対する怒りや困惑の原因

・ここで大事なのが「父性」という力。父性は、「してはいけない行動がある」「言ってはいけない言葉がある」「この社会にはルールがある」といったことを伝える役割を担っていて。落ちている石を口に運ぼうとする子どもに、「食べちゃダメ!」「それはバッチィよ」などと行動をやめさせるのは、父性による力(父性はお父さんだけにあるわけではなく、お母さんが担ってもいい)

・母性も父性も一方だけではなく、両方の力がバランスよく必要。

 

 

・それが、お父さんが加われば、遊び方や声のかけ方、抱っこの仕方、褒め方、しかり方などが単純に2 倍になります。お父さんの野太い声、ごつごつとした手、広い背中など、ママとは違うものに触れ合うことは、実は子どもの成長には大切なこと。

なるほどと、思える部分もありますし、もう少し踏み込んんで理解したいなと思える記事でもあります。

この記事で言いたいのは、恐らく、お母さんだけではしつけがワンパターン化してしまうので、お父さんも加わり、バリエーションを増やしましょう、とことのように感じられます。

でも、これって、結局「お母さんの叱り方」の延長でしかないですかね?

果たして「食べちゃダメ」「それはバッチいよ」と行動をやめさせるのが父性によるものなのかどうかは正直あまり納得はしていません。健康に害を与えるものが子どもの身体に入るのを防ぐのは父も母も関係ないからです。これは人としてベースの部分です。

「してはいけない行動がある」「言ってはいけない言葉がある」これを伝えるのはむしろお母さんの方が強いのではないかと思います。いわゆる社会性、という言葉なのでしょうが、母親は子どもの行動を抑制しがちです。

私が思う「父性」はこの記事の解釈とは少し違います。

父親はむしろ、その「社会性」や「常識」などの言葉に捉われてしまうタガを外す役割が大事なのではないかと思います。

常識とは怖いもので、人による「コンフォートゾーン」、すなわち、そこに安住も出来るが進歩はないゾーンにあたるもの。「常識外だから」といってすべての行動を抑制してしまっては、人を驚かすようなことは何もできません。

おそらく今の生活を豊かにしてくれる数々の発明も生まれなかったでしょう。

だから、この記事には少し違和感を感じました。

それよりも大事なのは、自分で考えて行動する、という何かを生み出すための思考の癖をつけることの大事さ。

何かを常に抑制するだけでは人は成長しませんし、何も生み出すことも出来ません。

ビジネスの社会で生きているこそ、子どもに伝えたいメッセージがあるはず。

それが本当の父性だと、私は思っています

 

, , , ,

Post navigation

折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

コメントを残す