教育コーチング講座で感じたこと:父親がビジネスが実践していることは子どもの成長に大きく役立つ②

■教育コーチングで「子どもへの質問」の仕方を習ったお母さん方の反応が興味深かった

前回、「子どものやる気と能力を引き出す教育コーチング講座」というものを受け、「良いところに目を向け、どう伸ばすのかを考えるのは子育てもビジネスも同じだ」と感じたことに触れました。

 

今回はその続き。今回は質問の仕方です。

このコラムを読んでいただいている方にも、部下をもっていらしたり、外部のパートナーと一緒に仕事をする方も多いでしょう。

今回の教育コーチング講座での内容の一つが「質問の仕方」、もっと言うと「詰問」と「質問」の違いについて学びました。

この違い、わかりますか?

・「詰問」・・・相手を問いただす聞き方。「なぜ片づけられないの?」と理由を問い詰めたり、「YES/NO」でしか答えられない”閉じた質問”が含まれる。問い詰められるため、聞かれた方は不快になる場合が多く、言い訳など逃げる行動だったり、反撃的な行動に出ることがしばしばある。

・「質問」・・・相手に問いかける質問。「何が片づけられない理由があるの?」と相手の状況をきちんと聞き、理解しようとする姿勢が見られるため、聞かれた方は安心して答えられる

講座内では、「詰問」を「質問」に変える練習をお母さん達を中心におこないました。

ポイントは3つでした。

①「なぜ?」を「何?」に置き換える

②前向きに質問する

③開いた質問をする

 

例えば、

「なぜ仲良くできないの!」→「仲良くできない原因は何?」

「練習する気はあるの!」→「今日はどこまで練習しようと思っている?」

講座では、2人一組になって、お互いに詰問と質問を投げかけあいました。

質問に変えることによって、個人の人間性を攻撃するような聞き方ではなくなり、一緒に解決していこう、という姿勢が見え、お互いに共感ができるような気がしました。

聞いていたお母さん達の多くが「そうだったのか!」という驚きと納得感で大きく頷いていたのが印象的でした。

■子育てにおける子どもとの関係づくりとビジネスでの人脈づくりは根っこは一緒

 

これを読まれたお父さんはどう思われたでしょうか?

「そんなの当たり前じゃん」と思われたお父さんもいるのではないでしょうか?

実は私もそう思った一人です。

私はこの説明に納得したとともに、初めて聞いた感覚ではなく「子どもも大人も同じなんだな」という既視感あふれる印象でした。

 

ビジネスにおいても、攻撃的なコミュニケーションを取る人はだんだんと避けられていきます。「聞き方」ひとつにとっても「思いやり」が重要であり、これを持てないと人脈は広がっていきません。

こればビジネスマンのお父さん方なら多くが業務上の経験値としてすでに持っているものではないでしょうか?

ところが、お母さん方は家庭の中にいると、家の中のことに追われついついその感覚を忘れてしまう。だから、お父さんたちにとってはある意味当然のことでも、お母さん達にとっては、本当は忘れているだけですが、初めてに近い気づきになったのではないかと思うのです。

 

この講座の中でも先生が度々おっしゃっていたのが、「子どもは大人が思っている以上によく考えている」ということ。

子どもは子どもなりに色々考えての行動なんですよね。そこの欠点ばかり攻めて、詰問して不快にさせるよりは、一緒に問題を解決しよう、という「思いやり」の姿勢を見せて心を開かせる。だからこそ建設的な行動になる。そうすれば、親としても気持ちよく過ごせる、という理屈です

「情けは人のためならず」です。

まさにビジネスと子育ては一緒。

そのビジネス感覚を日常的に持っているお父さんたちはどんどん子育てに参加することによって、「お父さんだからできる子育て」ができるような気がしてなりません。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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