親があえて決めない、と子どもの成長が見えてくる

今日は秋晴れの清々しい日でした。

 

午前中、私が所用で外出先から帰ってくると、6歳の息子が突然「山に登りたい」と言い出しました。

 

何の影響を受けたのかはわかりませんが、元々身体を動かすことは大好きな息子。

まだお昼前でしたので、早く動けば十分に帰ってこられると判断し、自宅から車で30分くらいのところにある高尾山に行くことにしました。

 

妻と娘は麓までは一緒にきましたが、山道は私と息子との二人だけ。

思わぬ男同士の軽登山となりました。

 

高尾山というと、ロープウェイで山の中腹で行けてしまうのでとても軽装で来られる方が多い。

サンダルで来られている方を何人も見かけました。

 

我々はというと、こうした文明の利器はまったく使わずに、一歩一歩一番下から足を運びました。

 

高尾山は、下記の地図のようにいくつか登山道がわかれているのですが、

 

takaosan

 

今回は登りは1号路を選びました。

 

これが最初から勾配がとてもキツイ。

 

ハアハア言いながら私は登ったのですが、息子は顔色ひとつ変えずに登っている。

 

正直驚きました。

 

自分が登りたい、といった責任感ももしかしたらあるのかもしれませんが、今回の登山を通して、一度も

「疲れた」「もう嫌だ」「休みたい」「帰りたい」といった泣き言を言うことはありませんでした。

 

むしろ、私の方がクタクタになりながら「疲れたなぁ」と心の中で言っていたほどでした

(息子が言わないので、口には出さないように気を付けていました)

 

ちょっと工夫をしてみました。

息子が「休みたい」と言わないので、時々休憩を私の方から入れるのですが、

休憩を終えて出発するタイミングは息子に任せました。

 

「いつ出発するのかは、○○(息子の名前)の行きたいタイミングでいいからね」

 

すると、息子はウンと頷きました。

 

そして、水筒のお茶を飲んだり、飴をなめたりした後、しばらくしたら「行こう」と私に声をかけたのです。

私は「よしわかった」と言って、先に進む息子の後をついていく。

 

こんな簡単なことですが、その姿を見て、知らず知らずのうちに息子が心身ともに成長していることを実感し、嬉しく感じました。

 

「わからない」「パパ決めて」などと言わず、自分のコンディションや状況を踏まえながら、自分で決断する。

 

もし私が私の裁量で出発タイミングなど決めていたら、息子はただ私の後を付いてくるだけだったでしょう。

 

そこに「自分で考え、自分で行動する」という場を1つ作るだけで、息子は今回の登山に主体的になれた気がしますし、

そこに親としてたくましさを感じました。

 

 

「まだ子どもだから」「どうせわからないよ」

 

こんな言葉で我が子を制して、あなたがすべてやってしまうと、もしかしたら子どもの大事な成長の機会を奪っているかもしれません。

 

まずは「やらせてみる」「あえて親が決めない」

 

 

そんなことを工夫する場面は日常生活にたくさん転がっています。

 

普段の生活から少し意識してみませんか?

そうすると意外な子どもの成長がみられて、嬉しくなりますよ。

 

 

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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