「考える力」を伸ばす、とは「ひねりだす力」を伸ばすこと

このコラムでは、タイトルにもある通り、「子どもに自分で考える力」をつけさせるためにはどうしたら良いか、をテーマに私なりの視点で書きつづらせていただいています。

こうした私の想いを多くの方にお話ししているうちに、「dgakuさんの言う、”考える”ってどういう意味?」という質問をいただくようになりました。

確かに、「考える」という言葉を一言で言っても様々なニュアンスで捉えられますよね。

算数の計算問題を解こうと机の前に向かうのも「考える」だし、国語の文章を読んで主人公の心情を思うのも「考える」。少し言葉の定義が曖昧でしたので、ここで私の考える「考える」を整理したいと思います。

 

私が伸ばしたいと思う「考える」力とは、言い換えれば「自分なりの答えをひねり出す」力と言い換えられるかもしれません。

私が勝手に一方的に敬愛している藤原和博さんは、これからの時代は限られた資源の中、自分の知識や技術、経験を組み合わせて「最適解」を見つけていく能力が必要とおっしゃっています。

しかも、「一発で答えが出ることなどまずあり得ません。試行錯誤の中、最適解を見つけて行かなきゃならない」とも。その力を「情報編集力」という言葉で定義づけられています

そして、「ここで出すべき最適解は自分が納得し、かつ関わる他人が納得できる解」として「”納得解”を出せる力が求められる」とおっしゃっています。

私が育てたい「考える力」とはまさにこれです。

・たくさんある情報の中で、必要だと思われる情報を自分で取捨選択できる。

・自分で取捨選択した情報を元に、仮説を構築し、課題解決に向け行動をおこすことができる。

・自分のやりたいことを、ロジカルに説明することができ、他者を巻き込んで前に進むことができる。

・常に現状をチェックし、もし間違ったりズレてしまった場合には速やかに修正して次の行動に移るPDCA的思考ができる。

 

どれも、ビジネスにおいては必要な力です。プロジェクトリーダーとして必要な力と言い換えてもいいかもしれません。こうした力の必要性は、普段ビジネスの場に身を置いていることの多いお父さんだからこそ感じられ、自分の子どもにもストレートに伝えられやすいと思うのです。

世の中不透明なことだらけです。少子高齢化・人口減少・年金問題。個人レベルで言えばリストラ、降格などの雇用環境はこの先わからないことだらけです。テストの答えのような正解なんてありはしません。自分なりに考えて、道筋決めていくしかないんです。

だからこそ自分の子ども達の世代にはたくましく育ってほしい。そのために「自分なりの納得解をひねり出す力」を身に付けてほしい。これが私の考える「考える力」です。

 

, , , , , ,

Post navigation

折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

コメントを残す