いま、最近出たばかりの書籍を通勤の行き帰りに読んでいます。
あの齋藤孝先生による「新しい学力」(岩波新書)という本です。
このコラムでも何度か触れている、「新しい大学入試改革」「21世紀型能力」「アクティブラーニング」といったテーマに触れていて非常に興味深く読んでいます。
この本に関するレビューはまた後日。
さて、この本でも出てくる「自分で考える」。
言葉では簡単で、誰もが一度は「自分で考えろ」と人に言ったり、言われたりしたことがあるのではないのでしょうか?
大人だったらある程度理解できるでしょうが、まだ経験の少ない子どもにはどう理解させたら良いのでしょう?
そんな時にもやはり地図はきっと役に立つはずです。
例えば「自宅から学校までの道のりを地図を見ながら考える」
毎日通い慣れたいる通学路があるでしょう。
そこで今回は「いつもとは違う道を使って学校に行く道を考えてみて」といって、自宅周辺の地図を子どもに渡す。
子どもはきっと大いに悩むでしょう。
だって、いつもの習慣から外れたことを発想する訳ですから。
何分、何十分かかってもいいです。
子どもがいつもと違う学校までの道のりを地図に書きこんだら、今度はそのルートを親子でお散歩してみてください。
きっときっと新しい発見があるはずです。
そして最後に大事な言葉を忘れずに。
「〇〇(あなたのお子さんの名前)が自分で考えた道、面白いことがたくさん見たかったね」
こうすることで、きっとお子さんは、自分で考え、それをアウトプットすることの楽しさを感じられるはずです。
「自分で考えろ!」と頭でっかちに言う前に一緒に「自分で考える」とはどういうことか、を体感させてしまった方が子どもには良いと思います。
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