フィンランド流「子どもの感情」の受け止め方

■フィンランドの教育現場から学ぶ

先日、「未来の先生展」というイベントに顔を出してきました。

 

昨年から始まったこのイベントは、

多様化が進む教育現場の取り組みを一堂に集め、

個々の枠を超えて交流する場をつくることで知識や視点のつながりを広げることを目的

出典:電通報

としたもので、これまでの日本の教育スタイルとは違う、

新たな学びのスタイルを学べる様々なセミナーやワークショップが体験でき、

昨年、今年とそれぞれのべ3000人の来場者があった大盛況のイベントです。

 

 

そのなかで、私が受けたのが

「フィンランドから学ぶ『教育』と『働く』」

というセミナー。

 

注目を集め続けるフィンランドでは、いま、

何を目的に、どのような教育がなされているのか

 

そうしたことを、現地で何度も視察してきたcokowillの寒川さんから教えていただく内容でした。

 

 

■フィンランドでは、子ども達が自分の感情をそのまま出すことが許されている

 

その中で、私が強く惹かれた内容を1つご紹介します。

 

それは、

フィンランドの学校でおこなわれている「感情をそのまま出す」

ことを推奨されている、ということ。

 

もう少し具体的に書くと、

学校に行くと、

子ども達に自分のその日の朝の感情をあらわすシールを貼るようなボードがあり、

子どもはそれぞれの感情を表すシールを選んで貼っていく。

 

それを毎日出すことで、

子ども達が、自分自身がどんな時に機嫌が良くなり、どんなことに不愉快になるのかを知るなる。

これを繰り返すことで、

自分は「何が好き」で「何が嫌い」かを知るようになる。

 

同時に、「他人が嫌がること」とはどういうことかも自然と理解し、

他人が喜ぶ行動を取ることを学ぶ。

 

というものでした。

 

 

つまり、自分の感情をきちんと「棚卸し」することで、

 

・自分を知り、

・他人にも優しくできる

 

それがフィンランド流なのです。

 

■自分の感情を押し殺すことが果たして「いい子」なのか?

このフィンランドの教育内容を読んで、あなたはどう思われたでしょうか?

 

普段のあなたの生活を思い出してみてください。

 

あなたの想いとは別に、

お子さんが「あれやりたい」「これやりたい」と言ったときに、

 

「生意気言うんじゃありません!」

 

なんて言って、抑えつけたことはありませんか?

 

日本では古来から、「自分の感情を素直に表に出す」ことはあまりポジティブに捉えられていない

ように思います。

 

こうした状態を繰り返していくと、

子どもは自分の感情を押し殺すことを「普通」と思ってしまい、

 

あなたの「感情」に合わせて生きることを選ぶようになってしまいます。

 

そうなると、

自分は「何が好き」で「何が嫌い」なのか、

「本当の自分」がわからないまま成長してしまいます。

 

この状態が進むと、

いまの大学生に多い、

 

「自分って一体何者?」

「自分は一体何がしたいんだろう:

 

という長い「自分探しの旅」に出てしまうのです。

 

あなたは、自分のお子さんをそんな旅に出させたいですか?

 

■地図育®でおこなう「感情の棚卸し」とは?

 

地図育®でも、このフィンランド流のこの「感情の棚卸し」を積極的に取り入れています。

 

地図育®では。こんな感情シールを使います。

 

地図を持って、目的地を目指しながら

途中で迷って戸惑ったり、

あるいは、楽ちんな気分で歩いている場合もあるでしょう。

 

歩いた後に、

そんな気分を子ども達自身に思い出してもらいながら、

自分の感情を吐き出してもらうのです。

 

では具体的にやるのか、

それはまた続きをお話したいと思います

 

 

, , , ,

Post navigation

林 大岳

地図の力で「考える力」を伸ばす 地図育®コンサルタント フィンランドの教育思想に感銘し、地図を持って進んだ自身の経験を活かし独自の教育メソッドを開発。 2児の小学生の父親として多くの教育情報に触れ、300件以上の 書籍や文献、関係者への取材を敢行し知見を蓄える。 1972年生まれ東京出身。 ワークショップデザイナー オリエンテーリング・インストラクタ

コメントを残す