子どもの健やかな成長を望むなら、子どもの能力を見くびらないこと

ウチの長男は5歳。幼稚園の年長さんです。

 

先日こんなことを言い出しました。

「〇〇(自分の名前)のお誕生日プレゼントいらないから、ベイブレードのコマ買っていい?」

 

息子の誕生日は11月。今は4月ですからまだ半年以上あります。

近所の小学生のお兄ちゃん達とベイブレードにハマっていたことは知っていました。

 

昨年の誕生日に、おじいちゃんから初めてベイブレードの基本セットを買ってもらったばかりでした。

 

今回は戦いに勝てる強いコマを欲しい、というのです。

 

正直驚きました。

 

5歳にして、こんな交渉が出来るのかと。

 

普通想像出来るのは、欲しいものはたくさんあって、あれも欲しい、これも欲しい。

「お誕生日まで我慢しなさい」と言われ、子どもは駄々をこねてギャン泣き、

というパターン。

 

ところが息子の取った手法は「損して得取れ」。

 

誕生日にプレゼントをもらう、という大事な儀式を取っ払ってでも、今すぐ欲しいモノを手に入れることを選んだ、ということでしょう。

息子に確認しました。

「いま買ってもいいけど、11月のお誕生日の時に、やっぱりお誕生日プレゼントも欲しい、というのは無しだよ。我慢できる?」

そうしたら、息子は、はっきりと「我慢できる」と躊躇なく答えました。

その姿はとてもたくましかったです。

そして、知らず知らずのうちに心身ともに成長している姿を見て嬉しくなりました。

 

「子ども相手に取り引きして」と思われる方がいるかもしれません。

確かに、「テストで良い点取ったらおもちゃ買ってあげる」といった成果をモノで釣るようなやり取りは私もあまり好きではありません。

おもちゃを買おうが買うまいが、やるべきことをやる。買わなければ子どもが勉強しない、という動機づけは本末顛倒です。

 

ただ、今回の息子の場合には、

・プレゼントを貰えるのは誕生日とクリスマス、年に数回、年末に集中している

・いま目の前に欲しいモノがある

という条件の中で自分なりに工夫して考え、私に今回のような取り引き条件を出してきたのでしょう。

 

私は息子が、自分でしっかり考えて結論を出してきたプロセスを褒めてあげたいと思います。

我が息子、なかなかやるな、と。

 

あなたは、どうせ子どもだから何もわからない、親が関わらないと何も出来ないと思い込んでいませんか?

 

意外に子どもはしっかりと考えているものですよ。

就学前の子どもだって一つの人格を持った存在。

きちんと自分なりの考えや意志だってきちんとあります。

 

その辺を見くびらずに、きちんと正面から受け止めていくことが、子どもの更なる成長に繋がる気がします。

 

 

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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