わが子に「生きる力」を付けたいなら、便利さだけに身をゆだねる危険性に気づいておこう

先日iPhoneのOSがリリースされ、その内容に関するレビュー記事が紹介されていました。

 

iOS 11で実感する地図の充実 – 松村太郎のApple深読み・先読み

http://news.mynavi.jp/articles/2017/10/07/matsumura_apple/

 

この記事では新しいOSでいかに地図が使いやすくなったことをポジティブな表現で次に解説しています。

 

カレンダーでは、時間通りに目的地に辿り着けるよう、場所を設定できる。

 

マップを開けば、行き先を文字入力する前に、直近のスケジュールで行った場所を提案してくれ、それらをタップするだけで目的地として設定できる

 

iOS 11のマップでは、カレンダーのスケジュールの場所と時間を地図上に書き込んでくれるようになった。これにより、地図検索を開くまでもなく、スケジュールの場所を地図上から見つけ出して、タップするだけでナビゲーションを開始できるようになった。

 

そして、次のように記事をまとめています。

毎日地図を開く中で、少しずつ、自分で行わなければならない入力作業が減っていく。

 

確かに便利そうです。

スケジュールを記入する際、訪問先の場所さえ入力してくれれば、コンピューターの方で勝手にその場所を地図上に書き込んでくれて、しかもナビまでしてくれるというのです。

 

■”便利”の裏側に潜むリスクにも気づいておこう

便利なのって、いいですよね。

 

だって勝手にコンピューターが色々と判断してくれて、人間は悩むことが無くなるんですから。

 

 

でも、本当にそうでしょうか?

 

便利さにおんぶにだっこになってしまっても良いのでしょうか?

 

 

私はそこにやや危険性を感じています。

だって、便利さ=「考えなくても良い」とも解釈すると、

この便利さは人が「自分で考える機会」をどんどん奪っているようにしか思えないからです。

 

 

便利さばかりに身をゆだねて、自ら考えることを忘れてしまったり、放棄してしまうとどうなるでしょう。

 

恐らく、誰かの言うなりになるしかないでしょう。

自分で考えて答えを導く、その答えに基づいて主張することができなくなる。

 

つまりは、「自分の人生なのに主役になれない」つらい生き方が待っているような気がするのです。

 

そんな風にわが子をしてはいけません。

そして、「自ら考える」という行為はすぐには身に付きません。

普段から「自分で考えてみる」という行為を繰り返しおこなうことで「思考の癖」と身に着けていることが必要なのです。

 

 

デジタル化が進み、どんどん便利さが止まらない時代だからこそ、どのように「自分で考えてみる」という思考の癖をわが子に身に着けさせるか。

 

21世紀の親や教師の課題のような気がします。

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育アドバイザー(45歳・男性) 1972年生東京都出身・在住。明治大学政治経済学部卒業。小学生の女児・男児の父親。 小学4年生のときに、競技オリエンテーリングに出会い、運動は苦手でも、地図の読解力、判断力、忍耐力などを発揮することで好成績を残せる点に魅了され、高校時代まで続ける。大学卒業後、広告会社に就職。長年マーケティング業務にたずさわる中で、競技オリエンテーリングで培った「自分で考えて行動する力」がビジネスや人生に応用できることを実感する。この経験を自身の子育てに活かすために、地図を通じて「自分で考えて行動する力」を育むオリジナルメソッド『地図育』を開発。現在は、「一人でも多くの子ども達に、自分の人生を自分で切り開く楽しさを実感して欲しい」という思いで、地図育アドバイザーとして、地図育講座・ワークショップを主宰している。 連絡先:contact@mappower.jp

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