”「教えない」が難関大合格者を続出させる”:埼玉県・開智学園の取り組み


このコラムをいつも読んでいただいている読者の方から1つの記事をご紹介していただきました。

埼玉県の私立中高、開智学園に関する東洋経済の記事です(→記事の詳細はこちら

97年に設立と、学校としてはまだ比較的新しい学校ですが、東大早慶など難関大学への合格者を立て続けに出しているとのこと。

この学校の特徴は「教えない」ことにあるそうです。

どういうことでしょう?

開智学園には「探求テーマ・フィールドワーク」という授業があり、「人にはなぜ癖があるのか」「大人と子供の境界線とは」といったテーマに関して、学校外のフィールドワークを通じて「考え」、「仮説→検証→考察→発表」というプロセスを体験させるそうです。

「あれを調べろ、こう考えろと指示するのではなく、自ら問題を発見して、調べて、検証して、解を導こうとする。創造的な自己発見型の思考が身に付く」ことが狙いと校長先生は言っています。

校長先生はこの学校の教育の狙いを「「今や世の中がどう変化するかわからない時代。しかし、何が起きても『想定外』と戸惑わない人材を育てること」と言い切っています。

まさにこれは、私が勝手に師事する藤原和博さんや高濱正伸さんとおっしゃっていることと同じですね。

わからないことはわからないままにするのではない、誰かが答えを教えてくれるまで待つのではない。アクションを起こし、何らかの回答を自分で導き出すことのできる人材をこの開智学園は育成しようとしているのです。

そして教科を教える時間も通常よりも少なくする一方で、自習の時間を増やしたとのこと。

とにかく「自分で考える」ということを重視していることがわかります。

この記事を読んで、無茶苦茶共感しました。

私はこのコラムで「子ども達に自分で考える力をつけさせてたい」をテーマに書き綴っておりますが、まさにこうした自己解決できる能力が学校で鍛えられることはとても喜ばしいことです。

私立だからできる教育のような気もしますが、2020年には大学入試の大改革がおこなわれ、より思考力を求められるようになることが既にわかっているのですから、すべての学校でこうしたカリキュラムが進められることを期待したいと思います。

 

, , , ,

Post navigation

折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

コメントを残す