地図育のススメ⑥子どものプレゼン力を伸ばす話しの続き | 「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム

地図育のススメ⑥子どものプレゼン力を伸ばす話しの続き

地図育

地図を使って子どもの能力を伸ばせることは何か、ということを考えることに触れてきた「地図育のススメ」。今回はその6回目です。

 

以前、地図育のススメ①で、順序立てて道案内する練習をすることは子どもの将来のプレゼン能力を高めることだ、と、お話ししました。

 

今回はその続きの話しです。どんなに丁寧に順序だてて説明しても、それを受ける側に理解してもらわなければコミュニケーションは成立しません。そのより良い方法についてです。

 

ヒントは娘が親戚からもらった学習雑誌(小学館の「小学2年生」)の付録のドリルにありました。

 

のび太くんが道案内の手紙をもらい、それに沿って進んでいくと、どこにたどり着きますか?という問題。

写真も添付しましたが小さくて見えないかもしれません。問題には以下のような説明文がついていました。

家を出たら、学校の方角へ進んで二つ目の十字路を左に曲がってね。こわい犬がいるから気をつけて。そのまま橋を渡ってすぐ右だよ。

この道案内で地図上でたどり着く先は「図書館」です。

わかりましたか?写真が小さいのでわかりにくいかと思いますが小2向けの問題なのでそれほど難しくはありませんでした。でも、少し頭をひねる良い問題です。

この問題を解くとき、あなたの頭の中ではどんな思考プロセスが進んでいたでしょうか?

この問題の最大の肝は「こわい犬」です。

冒頭から説明文に沿って地図上をなぞっていく上で初めて実際に目に見える形で確認できるチェックポイントがこの「こわい犬」。ここにきちんとたどり着けたことで現在地を確認出来、読み手は間違ってなかったと安心出来ます。

後は左に渡り、もう1つの現認ポイントである橋を渡ってしまえば、すぐに図書館にたどり着くことができます。

つまひ、

・「右」「二つ目」といった抽象的な説明だけでは人は不安を感じる。

・抽象的な説明の後に具体的なものが出てくると、人は現在地を確認でき、安心出来る。今回は、「こわい犬」がその役割を果たしていた。

 

人は「抽象的」なものと「具体的」なものを上手く組み合わせて話すと、きちんと伝わりやすい、ということなんですね。

さらにポイントを加えると「いらない情報は省く」こと。

余計な情報が加わると、「これはどういう意味なんだろう」と人の意識が他所に向いてしまいますから、これも伝える側が取捨選択する必要あります。

 

これを読むと、普段のビジネス上のプレゼンや生活上の様々な説明と同じだと思いませんか?

 

地図を使って道案内をすると、プレゼン能力が磨かれる、とはこういうことです。

 

 

 

 

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