子どもの考える力を鍛えるために親ができることは何だろう?

昨晩の「しくじり先生~俺みたいになるな」というテレビ番組で辺見マリさんが出演されて、ご自身が占い師に洗脳されて総額5億円をつぎ込んでしまったお話しをされていました。

そんな馬鹿な、と思うような話です。ただなぜそのようなことになってしまったのかを聞いてみると、誰もが持つ心の弱さにつけ込む、マインドコントロールの恐ろしさ、言いなりになってしまう人の弱さを強く感じました。そして、子育てにおきかえ、わが子がこうした悲劇に合わないように大人として何が出来るのだろうか考えてしまいました。

どうやら辺見さんは途中から、何が正しくて何がおかしいのかバランス感覚を完全に失っていたように思いました。そしてそこにまで陥ってしまったのは、やはり不安から「自分で考えて行動する」ことを忘れてしまったからのように感じました。

子育ての目的は、子どもが自立して生活できるようになること。私が勝手に師事している方のお一人、高濱正伸さんのお言葉を借りれば「メシの食える大人」にすること。そのためには他人の言いなりで動くのではなく、自ら考えて、動く大人に育てたいものです。

私が勝手に師事しているもう一人の方、杉並区の中学で、民間出身の校長を務められた藤原和博さんは、「正解主義」の弊害を常々おっしゃっています。常に正解はどこにあるんだろう、ということでこれまでの教育はされてきました。そしてその正解が見つからなければ途方にくれてしまい、延々と正解探しの旅に出る。

でも、現代社会は正解なんてない時代なんです。自分なりに答えを見つけて、それに周りを巻き込んで一緒に理解してもらう「納得解」を広げるスキルを身に付ける必要があると藤原さんは常々おっしゃっています。

このスキルがあれば、困難にぶち当たった時に、どうやって解決しようか自分で考えられるはず。

自分の軸がしっかりし、人に意見を聞いて言いなりにならない、人に合わせすぎない人生を子どもにも送ってほしいものです。そのためには、親が正解と思い込んでいるものを子どもに与えすぎず、子ども自身が「自分で考える」ことを意識して接することが重要なのだと思います。

 

 

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折江 晃

ワークショップデザイナー/オリエンテーリング・インストラクタ 自称:地図育プロデューサー(44歳・男性)。 学生時代に競技オリエンテーリングに出会う。普段は鈍足なのに、地図読みが得意であったため、オリエンテーリングになると上位になれることからどっぷりハマり、いくつかの競技大会で上位に食い込む。 しばらく競技からは離れていたが、2児の父親となり、子どもの心身の成長に何か役立てないかと考えていたところ、地図の持つ奥深さを思い出し、「地図を使った子育て」を思い立ち、我が子に実践。 現在は、年に数回、オリエンテーリングの個人競技大会に出場する一方で、地図を使って「地図を使って、子どもが自ら考えて動ける力をつける」地図育を準備中。近々「親子向け地図育ワークショップ」を展開予定。

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