子どもの成績アップに必要な見通し力は地図で鍛えられる

今回は数学の問題を出します。ちょっと挑戦してみてください。

 

 

幾何学問題
(答えはこのコラムの最後に掲載します)

 

どうですか?

どこから手を付けますか?

 

こんな問題を出している私ですが、数学が得意な訳ではありません。

むしろ苦手でした。

 

結構悩みました。

一体どうやったら解答に結びつくのだろう。

 

過去に勉強した幾何の公式が頭の中でグルングルンまわりました。

 

学生時代、数学が得意だった友人に聞くと、

幾何の授業は「どの公式を使って解いていくのか、パズルのような楽しさが堪らない」と言っていたよう記憶があります。

 

実はこの感覚、オリエンテーリングの大会で、見知らぬ土地で地図を渡された時の瞬間とよく似ています。

 

初めての場所ですから土地勘なんか全くない。

でも、チェックポイントは目指さなければならない。

 

まずパッと見て、どのようなルートで進んだら、早くたどり着けるのか、見通しを立てる

そして、足を進める。

あとは自分の持っているオリエンテーリングの技術とこれまでの経験を元に、常に地図と実際の方角を合致させる「正置」をおこない現在地を確認しながら、前に進む。

 

やはり大事なのはこの見通しを立てるということ。 

 

大人になってもそうですが、何かやらなければいけないことが発生したときに、

何も考えずに目の前の作業に取り掛かっても大抵はうまくいきません。

 

まずはどんな方向で、どんな形で進めるのか。

 

こうした計画を大まかでいいですから考える。

 

後はやりながら、微修正をしていく。

 

 

こんな形で仕事を進める方は多いのではないでしょうか。

 

 

本当は子どもにもこの「見通し力」はとても大事で、

例えば、これから出てくる夏休みの自由研究。

 

どんなテーマで、何をやるのか

そのためには、どこに行って、何をするのか

 

こうしたこともすべて「見通し力」が重要ですが、子どもは目の前のことにすぐに取りかかりがち。

つい「ちゃんと考えなさい!」なんて親としては怒ってしまいそうです。

 

でも、普段から「見通す」という経験がないわけですから、急に「考えろ」と言われてもなかなか出来るものではありませんよね。

 

だからこそ、「地図を持って、目的地までのルートを考えてみて、歩いてみる」という行為は、地図育的観点から言って子どもの「見通し力」を楽しみながら伸ばすことのできる貴重な経験となりうる訳です。

 

※先ほどの幾何の問題の答えは以下の通りです。

 

幾何学問題 答え

 

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林 大岳

地図の力で「考える力」を伸ばす 地図育®コンサルタント フィンランドの教育思想に感銘し、地図を持って進んだ自身の経験を活かし独自の教育メソッドを開発。 2児の小学生の父親として多くの教育情報に触れ、300件以上の 書籍や文献、関係者への取材を敢行し知見を蓄える。 1972年生まれ東京出身。 ワークショップデザイナー オリエンテーリング・インストラクタ

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